私の投資している案件のうち、遅延している案件の情報が入ってきました。
あまり進展のない内容となりますが、紹介します。
<目次>
トラストレンディング案件
トラストレンディングの案件は、現在残っている全ての案件が遅延状態となっています。
事業者が行政処分により免許取り消しの処分を受けているため、新しい案件の組成ができません。リファイナンスを行えない以上は別の資金調達を検討する必要があり、その検討が難航している状態です。
(もっとも、行政処分の理由は結果的に管理体制の甘い貸付を行っていたことに起因しますので、酌量するべき点はほとんどないと思いますが)
・トラストレンディングにて運用中の各ファンドの状況
残念ながら今回の報告では進捗は無し、短期的な解決は望み薄と思われます。
何か動きがあれば、また記事にしたいと思います。
maneo案件(宝塚市エリア)
宝塚市の案件については、少し動きがありました(とは言っても良い方向への動きではないですが)。
もともとの延滞発生時の説明は以下の通りです。
事業者EHは対象不動産を取得後、介護施設の建築計画を立案し、事業者に売却する予定でしたが、購入希望者の借入の不調などの理由から当初の計画通りの売却に至りませんでした。
期日内に返済すべく方針を変更し販売窓口を広げた結果、4月上旬に一般的な建売業者との間で売買契約の締結に至りましたが、代金の決済が5月中旬を予定しているため、返済期日内での取引とならず、延滞となりました。
(一部抜粋)
www.maneo.jp
これに対してmaneoは債権回収会社であるパルティール社との提携を結び回収を行ってきましたが、今回貸付先の顧問弁護士から融資経緯に関する照会と、その回答が得られるまで遅延損害金の支払を停止する連絡があったとのことです。
去る11月20日に事業者EHから事業者C社に対し、事業者EHの顧問弁護士を介して融資経緯などに関する照会があり、回答が得られるまで遅延損害金の支払を停止したいとの申し出がございました。この件は事業者C社からパルティール社にも共有した上で、応対方法について相談中でございます。
弁護士が介入していることもあり対応に慎重を期すため、前回までのご報告でお伝えした融資審査の経過につきましては詳細の把握に至っておりません。
今まで弁護士が介入していなかったことから、突然の介入は関係の悪化が懸念されます。
悪い方に勘ぐれば、「融資経緯にちょっとでも不備があればそこを突いて有利な状況に持っていく」という意志が働いている可能性もあるからです。
弁護士を立ててきた以上は、長期戦は覚悟でしょう。こちらも動きがあれば記事にします。
なお、maneoの新体制発足やパルティール社との連携に関する情報は、旧ブログでも記事にしています。
背景を知りたい方は、こちらも合わせてご確認ください。
maneo案件(京都市エリア)
もう一つのmaneo案件は、京都市の物件が対象です。
事業者の事業資金として貸し付けたものの事業が不調、不動産の早期売却もできなかったために遅延となったものです。
www.maneo.jp
担保案件は京都市南区と京都市伏見区にあり、うち南区の案件は競売成立しました。
この物件の担保順位は第2位だったので少し心配でしたが、結果としてはこちらについては元本欠損はありませんでした。
fanblogs.jp
残った伏見区の案件は、まだ裁判所の調査中とのこと。
BITも見ましたが確かに競売情報は出ていません。けっこう時間が経っていますが、これについては競売が成立すれば元本の大部分は返ってくる可能性が高そうです。
実質的にmaneoの受け皿となっているSAMURAIは、上場会社の運営。
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