SAMURAIで募集中のインドネシアファンド1号に投資を行いました。
募集金額が多いこともありますが、集まり具合は今ひとつの様子。
その理由を自分なりに調べてみました。
<目次>
私の投資
自分自身、少し迷ったのですが後述する理由から投資を行うことにしました。30万円の投資です。
予定利率:4.9%(円建て)
運用期間:12ヶ月
募集総額:1億5,000万円
担保:無し 保証無し
合計で1億5,000万円の募集となっていますが、この記事を書いている時点で集まった金額は7,000万円弱。
好調とは言いがたい結果になっています。
不調の理由
なぜ今回の案件が伸び悩んでいるのか。ぱっと考えたところ、以下のような理由があると思います。
①利率がそれほど高くない
②担保・保証無しという条件
③SAMURAI自体の知名度
④Jトラストの経営状況
このうち①については相対的なものですし、事業者によっては今回の4.9%以下の条件であっても瞬間蒸発する案件もあります。
そのため、重要な要因であっても決め手となる要因ではないと考えています。
③については今後maneoの再建(あるいは、上手い後始末)を通じて知名度と実績を積んでいけばいい問題です。
④は一時的な株式評価損及び貸倒引当金の計上によるもので、2019年第2四半期では営業利益はわずかながらプラスに転じています。
そのため、問題となるのは②だったのではないかと考えています。
伝え方を変えるべきだったのでは
②については、伝え方の問題もあると思います。
案件の説明にある「スキーム上のポイント」の内容が、投資家に十分に伝わっていなかった可能性です。
担保・保証が無いのは事実ですが、SAF社とJトラスト社の間の貸付は返済義務のある貸付で、おそらくリコースローン(Jトラスト社の全所有財産が返済原資となる)と思われます。(*)
(*「インドネシア事業の投資回収が滞ってもJトラスト社が返済するなら元本は欠損しない」という書き方から。ノンリコースであれば返済原資はインドネシア事業に限られる)
このあたりをきちんと投資家にアピールできていれば、投資申込も増えたかもしれません。
個人的な提言
基本的にはこのスキームは、Fundsの案件とほぼ同じです。
違うところは、Fundsは資金需要者と無関係なプラットフォーマーであるに対し、SAF社はJトラストと関係があるということ。
その分万が一の時に仲間内で借金返済をガン詰めできるか? という懸念は残ります。
この点を解決するなら、Jトラスト社がSPC(特別目的会社)を作ってSAF社がそこに貸付を行い、その貸付にJトラスト社の連帯保証を乗せるという方法がいいかもしれません。
それなら確実にJトラストの保証付きとなることが分かりますし、投資家の安心感も違ったのではないでしょうか。
「上場会社の保証付き」この言葉は、やはり重いと思います。
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