不動産投資型クラウドファンディング「FANTAS Funding」の話題です。
FANTAS Fundingでは月1~2回くらいのペースで、複数の案件を同時に募集します。
今回はその募集する案件が「どこからやって来るのか」についての紹介になります。
<目次>
FANTAS fundingの紹介
FANTAS fundingは不動産投資型クラウドファンディング(CF)の事業者の一つ。
不動産投資型CFというのは、不特定多数からの資金を束ねて不動産投資を行う投資商品です。
より正確に言えば、FANTAS fundingが行っているのは不動産特定共同事業法による事業(FANTASは1号事業者)。
国土交通省の説明によれば、「出資を募って不動産を売買・賃貸等し、その収益を分配する事業を行う事業者」となります。
(国土交通省の資料より引用)
利益相反と劣後出資
FANTAS fundingで募集される案件は、これまでのところ全て1,000~2,000万円台の区分所有マンションです。
投資家はこれらの案件に投資し、キャピタル型であればその売却益、インカム型であれば運用期間中の賃貸収益を原資として配当を受けることになります。
もっともこれだけですと、営業者と投資家の間で利益相反が起きかねません。
それを防ぐためにFANTAS fundingも同じ案件に劣後出資を行うことで、利害を一致させています。
FANTAS check→FANTAS fundingという流れ
そのFANTAS fundingの案件がどこから来るかと言うと、その供給元のサービスもFANTAS自身、FANTAS checkからです。
FANTAS checkは不動産の所有者からの「適正価格ですぐに売りたい」というニーズから生まれたAI(人工知能)による当社独自の自動査定サービスです。
これを、中古の不動産を取得、運用するクラウドファンドサービスへ転用、展開するプロジェクトです。(FANTAS fundingの案件紹介ページより引用)
AIによる自動査定で、不動産をスピーディに買い取り。
AIの精度にもよりますが、取得した不動産は売却して利益を出るようになっているはずです(少なくとも平均的には。でなければ、FANTASという会社自体が存続できません)。
そしてそのAIは日々データを食べて進化しているものと思われます。
物件買取のために自己資金を多く使えば、その分だけ対応できる物件の数は少なくなります。
買い取った案件を不動産投資型CFに回して投資家からの資金を集めることで、資金効率を良くすることが可能であり、同時に劣後出資により投資家との利害一致も維持できるという仕組みです。
今年は不動産投資型CFの当たり年だと思っています。色々な事業者が新規参入してきました。
ソーシャルレンディングと同様、来年以降この業界が発展していくことを期待したいと思います。
FANTAS fundingへの会員登録方法は、下記のリンクでも紹介していますのでご覧下さい。
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