このブログはクラウドファンディングを中心とする投資ブログ。
お金を扱うことになるブログですので、他のジャンルより取り上げ方については気をつけるべきと思っています。
今回は私が心がけていることを紹介する雑記です。ツルハシだけを売ることはしない、というのが私のポリシーです。
<目次>
2,000万円問題の余波
少し前に議論になり、騒ぎになった「2,000万円問題」。
金融庁のレポート内容は真っ当な事を言っていると思いますし、淡々と事実のみを告げていると思います。
しかし、内容をロクに読みもせず(あるいは理解せず、理解しようとせず)政治問題や世の中の不満に短絡的に結びつけてしまう動きのせいで、結果としてレポートはお蔵入りとなってしまいました。
都合の悪い事実を突きつけられた時、それを真っ向から受け止めず発言者を叩くのは回避行動の一種ですが、生産的ではありません。
残念ながらこの国の金融リテラシーの低さを見せつけられた事件だった、というのが私の感想です。
代わりにこの2,000万円問題をよく取り扱うようになったのは、金融機関や投資事業者です。
ただもちろん、彼らも自分の目的のために旬な話題を取り上げていることには注意が必要でしょう。
お金が絡む以上、完全な善意を期待するのは奇跡を信じるようなものです。
常に意識は「誰が得をするか」
お金が絡む話を聞く時は常に、「その人の言う通りに動いたら誰が得をするのだろう?」と考えるべきだと思います。
(もしくは、「誰が幸せになるのだろう?」でも同じです)
基本的には、金融商品の勧誘をしてくる人の言う通りに動いた場合、その勧誘者は必ず得をします。
そして投資家側については、得をするかどうかは未知数。もし投資家側が損をする可能性が高く、勧誘者と投資家で利害相反が起きるのであれば、それは金融商品ではなく詐欺の類です。
いずれにせよ確実に儲かるのは、「ゴールドラッシュにおいてツルハシを売った側」であることに間違いはありません。
ですから、金融商品の勧誘をされた時に「なら自分でやれば?」と返すのは一定の意味があります。
もっとも金融商品の勧誘というのは、突き詰めて言えば物を売る行為にしか過ぎないので、「自分でやれば」という言葉は商店に対して「良いものなら自分で買えば?」と言っているのと同じなのですが。つまり無意味という意味で。
良いものだと思うから、まず自分で買います
ひるがえって当ブログの話です。
当ブログは金融商品の勧誘をしているわけではありません(資格のない私がそれをやったら違法です)が、紹介は行っています。
もしかしたらそのうち誰かが、「そんなに儲かるなら自分でやれば?」と私に言ってくることがあるかもしれません。
その時私は、待ってましたとばかり回答するでしょう。
「だから自分でやってます」と。
私がもし他人をだましてでも自分の利益のみを考えるのならば、私が取るべき最適解は明白です。
自分では一切クラウドファンディングへの投資をせずに投資を煽るか、あるいは失っても問題にならない程度の少額を投資して投資を勧めることです。
少なくとも私のように、ほぼ全財産をクラウドファンディングにつぎ込む必要はないでしょう。
これからも公開していきます
ではなぜ、クラウドファンディングに多くの資金をつぎ込んでいるのか。
答えは簡単で、私はこの投資が優れたインカムゲイン投資であると判断しているためです。
また私は、クラウドファンディングの長所の一つに「投資の再現性が高い」ことがあると思っています。
もしクラウドファンディングを始めたばかりの誰かが、私と同じ案件に投資をすれば、その人は私と同じリターンを得ます。
投資初心者でも経験者でも同じ結果が出せる、これが投資の再現性です。
そして真似をされた私の側にも、特に悪い影響はありません。
なので私は自分の投資方針や投資記録をこれからも公開していきますし、その情報発信を通じてクラウドファンディングの業界が発展していくことを望んでいます。
業界が発展すれば、私を含めたクラウドファンディング投資家の資産も順調に増えていくでしょう。つまり、Win-Winということです。