ソーシャルレンディング投資記録(新)

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会社を大きくする理由、従業員に説明できますか?



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今回は雑記になります。
以前にTwitterで呟いたのですが、「出世する気も会社に依存する気もない従業員に対して、会社を大きくしていく理由をきちんと説明し、納得させられる上司はどのくらいいるのか」という話。
これを少し膨らませてみました。

<目次>

 
 

大きな会社に求めること

私が勤めているのは、一応大企業のカテゴリに入る上場製造業であり、どちらかと言えば会社を大きくしようという傾向にある企業です。
会社の規模や利益が自分の利益に直結する経営層は、もちろん会社を大きくしようとするでしょう。
あるいはある程度の年齢で役職に就いている者は、会社が大きくなる過程で色々な恩恵を受けてきましたし、また役員など経営層に近いためこれからも会社を大きくしようと志向する傾向が強いのはうなずけます。

ただしこれは、急速成長期を過ぎ安定期に入った時点で入社した従業員には共通ではありません。
一部にはもちろん上昇意識が高く、上を目指していこうとする従業員もいるでしょうが、大会社になればなるほど安定を求めて入社する従業員は増えます。
結果として、会社が成熟すればするほど「会社を大きくする」という考えの浸透は難しくなると思われます。
 
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会社を大きくする、が響かない理由

会社を大きくしなければならない理由は何か。
その答えは業種や周りを取り巻く状況によっても変わりますので一概には言えませんが、私の勤めている会社では「グローバル競争に勝つため」という答えになります。

私の勤め先はオンリーワンの品物ではなく汎用品を作っていますので、常にグローバルの競争にさらされています。
絶え間ない競争に勝つためには常に新商品、新顧客を開拓し続けなければならず、それは結果として売上を拡大や会社を大きくすることにつながる、という理屈です。
(裏を返せば、「立ち止まったら衰退する程度のモノしか作っていない」ということでもありますが)

もっともこの論法は、いざとなれば会社を離れることも厭わない、会社への依存度が低い従業員には響きません。会社が倒れそうならとっとと逃げ出す(というか、見捨てる)選択肢を選ぶのですから。
また、「会社が大きくならなければポストが増えない」という考えも、会社の中で出世する意識が低い従業員には響かないわけです。
 
 

根本的な理由は単純です

それでも、経営層を始めとした上級管理職は会社を大きくしたい。
しかしその考えは、会社への依存度が低い従業員には響かない。そこに考えの断絶があります。

「なんで会社を大きくしなければならないんですか?」と真正面から聞いてくる従業員はそれほど多くないでしょうが(そこまで角を立てる意味もないので)、その断絶は確実に会社をむしばみます。
そしてこの断絶は、コミュニケーションを密にするとか、経営層の考えを下に伝えるとかの方法では根本的には解決しません。
なぜならこの断絶の根本原因は、経営層と従業員の利害が一致しないところにあるからだと考えます。

当たり前の話ですが、リターンが無ければ人は努力しません。そうでない人も一部はいますが、それに期待するのは誤りです。
そしてリターンが少なければ、人はそれ相応にしか力を発揮しないものです。
会社が強権を発動して業務命令を出したところで、従業員は面従腹背、考えを変えることはないでしょう。あまりやりすぎれば即、パワハラ案件です。
 
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歩み寄るべきはどちらか

経営層は、会社の売上や利益が自分の利益に直結します。
上級管理職も同様、たいていの場合自らのビジネスユニットが高い売上と利益を上げれば評価が良くなり、利益につながります。
しかし非管理職を中心とした従業員は、それほど自らの利益につながるわけではなく、結果として売上や利益を上げるモチベーションが低いというのは自然な結果です。

さてこの場合、歩み寄るのはどちらか。
言うまでもなく、そして難しいでしょうが経営層です。
人事制度や報酬制度を決める権限は経営層にありますが、その制度の結果も経営層が全て背負う義務があります。現状で問題を認識しているのなら、それを解決するアクションは経営層が起こさなければいけません。

経営層としては、会社が傾けば誰も救ってくれないと声を上げる場合もあります。だから従業員が頑張らないといけないと。
ただこれも良くある錯覚で、役員はともかく従業員に会社と運命を共にする義理はありません。従業員はただ、労働契約に従って労働力を提供する(成果を提供する、ですらありません)関係でしかないわけですから。
ただしこういう考えで勤め人をするなら、会社から肩を叩かれる可能性は常に想定しなければいけませんし、その準備も怠ってはならないでしょう。
 
 

もし私なら

ちなみにもし私が部下に、会社を大きくする理由・会社の中で努力して上に行く理由を聞かれたら、その答えは用意してあります。

「会社が大きくなれば、その分だけ全てには目が届かなくなる」
「会社の中での地位が上がれば、その分だけ裁量が大きくなる」
「結果として会社を利用することができる。やりたいことをやって、やりたくないことをやらないということが可能になる」

これが私の答えです。
あまり声を大にしては言えませんが、本音というものはそういうものでしょう。

また仮に私が経営層だったとしたら、さすがに上記のことは思っていても立場上言えません。
その代わりに裁量は十分にあるわけですから、真っ先に「会社と従業員の利害を一致させる」ことに取り組むと思います。
 
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副業とも関係します

私の勤めている会社でこういった問題が今後どうなるのか、そして会社がどう対応していくのか、私には興味はあっても関与するつもりはありません。
私に制度を変える権限はありませんから、与えられた条件の下で適切に対処するだけだからです。
「権限のないところには責任も意思もない」です。

ただし、こういう状況に有効な手が打てなければ会社の衰退を招くのは必然でしょう。
副業が原則として解禁されている現状においては、会社で適当(適切)に働いて安定的な給与を得ながら、副業に注力していくという選択肢が今後は現実のものになってくるからです。それは結果として、会社への依存度の低い従業員を多く生み出すことにつながります。
会社は労働力を囲い込みたがるでしょうが、副業の一律禁止は裁判所でも認められていない以上、現実には囲い込みは不可能です。

旧態依然とした経営層や、ぶら下がりたい従業員には厳しい世の中になってきました。もっとも変化には良い面も悪い面もあって当然、重要なのは変わり続けていく覚悟と行動です。
 
 





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