ソーシャルレンディング投資記録(新)

ゆるリタイア志望。クラウドファンディング兼業投資家のSALLOWによる、投資記録と投資情報のブログです。

炎上しそうな記事だと思っていたら、すでに炎上していました。



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今回は雑記です。
主義主張を問わず色々な情報や考え方に接するのは面白いものですが、やはり中には首をかしげるものもあります。
今回もその類の一つで、これは炎上しそうだなと思っていたらすでに炎上していた、という話題です。

<目次>

 
 

色眼鏡の色を選ぶ

元記事のリンクは以下の通りです。

diamond.jp

旧ブログから何回か書いてきたことですが、こういった「考え・意見」を含む記事を読む場合、まずは筆者のプロフィールを確認することが重要だと私は考えます。
その比喩的表現が、「かける色眼鏡の色を選ぶ」という言葉です。
極論すれば人の書いた文章に中立はあり得ず、AIが記事を書く日が来たとしてもその根底に人間が関与する以上中立ではないわけで、つまるところ全ての意見は色眼鏡をかけて見なければいけないというのが持論です。もちろん当ブログも例外ではなく。

私は自分の立ち位置をできるだけ公開するようにしていますが、これは単に「やるなら正々堂々ダイレクトマーケティングというポリシー、あるいは趣味に過ぎません。
自らの利益を第一に考えるなら、普通はなるべく自分の立ち位置を隠し、自分の言葉はあたかも世の中の真実のように言うのが当然のことです。ディズニーすらステマで炎上するご時世ですから。

閑話休題、この記事の筆者はキャリアコンサルタントの「櫻井樹吏」氏。
キャリアコンサルということは、その言葉は経営層や上昇志向の高い従業員に向けられているものであり、一般の従業員に向けられたものではありません。
つまり自分が経営層や上昇志向の高い従業員でない限り、話半分耳餃子で聞いておくのが良いということになります。
 
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定時で仕事が終わるのは有能の証

記事の内容を引用しながら、所感を書いていきたいと思います。
もちろん私は経営層でもなければ上昇志向の強い従業員でもありませんので、内容には批判的な意見を持っています。その点はご了承ください。

新入社員の立場からすれば、「仕事が終わっているからいいでしょう」と言いたくなるかもしれません。しかし、上司世代には彼らがいつも定時に帰るという行動が理解できないのです。

私はおそらくその「上司世代」に属する中年ですが、普通に理解できます。
もし私が上司なら、「残業代欲しい? 定時で帰りたい?」と部下に聞いて、その答えに応じて仕事を渡すでしょう。
その考えのどちらもが認められるのが、本当の多様性だと思うからです。
(そういう状況の維持は、上司側に負担がかかることになりますが)
 

決められた時間の中で、業務をこなす。こういったアルバイト感覚、学生感覚が抜けきっていないうちは、組織に所属しているという意識が根付くまでに時間がかかります。新入社員が「定時だから帰る」という行動は、まさにその意識の延長線上にあります。

(業務の難易度にもよりますが)決められた時間の中で業務をこなせるなら、十分に有能でしょう。
それをアルバイト感覚、学生感覚と言う上司世代がもしいたとして、果たして彼ら彼女らは決められた時間の中で業務をこなせるのでしょうか。新入社員と同じ年代の時、それができたのでしょうか。
 
 

居心地の悪さは誰の責任?

極端な話、帰宅後のインターネット上の集まりこそが自分のホームだと考えていれば、会社の労働時間はアウェイに相当します。当然、定時になれば本来のホームに帰ろうとする欲求が生まれます。いつまでも会社の中に残ることを良しとしません。

しかしそれでは、いつまでも会社への所属意識は芽生えません。それによって人間関係が深まらず最悪の場合、居心地の悪さで仕事を辞めるリスクにつながります。

そもそも、会社に所属しているという考え方自体が古いわけでして。
日本の旧来の雇用形態であるメンバーシップ型雇用を押しつけたいなら、「終身雇用」+「年功序列」+「右肩上がりの給与」を相応には保証する必要が生じます。
それも無しで所属意識を押しつけるのは、老害、時代遅れと切り捨てられても致し方ないでしょう。

会社に帰属意識を持つのは個人の勝手であり、同様にどこを自分のホームと思うかは自分次第。
そして現代において、会社をホームだと考える新入社員は少ないでしょう。それは事実であって、修正すべきものではありません。変わらなければならないのは会社であり社員ではないわけです。
「居心地の悪さで仕事を辞める」のは、社員側の帰属意識の薄さが問題なのではなく、居心地の悪さを醸成しそれを黙認している会社側の責任でしかありません。
(ただし、多様性の現代においていかなる状況を整えたにしても辞める社員は一定数いるでしょう。それまで会社の責任とは言いませんが、辞めることに関する影響は会社が背負うべきことです)
 
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焼肉と多様性

思い起こせば私自身も新入社員の頃は、自分のことだけを考えて働いていた記憶があります。ですが、周囲やもっと大きな貢献に繋がる仕事を続けていくことで、意識を高めていくことも新入社員の大切な仕事なのではないでしょうか。

なぜそれが「新入社員の」仕事なのか。
意識や働きがいは個人が自由に抱くものであって、仕事でもなければ義務でもありません。

それでもなお、高い意識や働きがいを押しつけたいのであれば、会社ができることは簡単です。
面白い仕事、幅広い裁量、充実したサポート体制、高い給与と充実した福利厚生を用意すればいいだけのこと。ネット上にある名言の通り、「誠意は焼肉の形をしているはずだ」というやつです。
 

では、どのように意識づけをすれば、新入社員の帰属意識は高まっていくのでしょうか。どこか1ヵ所だけが「居場所」なのではなく、会社「も」居場所と思えるような仕事を与えていくことが必要です。そうした過程のなかで、残業が必要になる場合は、残業を良い悪いではなく、何のために残業が必要なのかを新入社員に考えさせる。そうしたコミュニケーションを丁寧にとっていくことがまずは重要ではないでしょうか。

(注:誤字と思われる部分は修正しています)

一方でこの部分は、妥当なことを書いているという印象を持ちました。
居場所は1ヶ所である必要はなく、どうせ仕事をするのであれば会社を「仮住まい」のように考えるのは、従業員の側にもメリットがあります(会社側がそこに甘えなければ、という但し書きはつきますが)。

新入社員と会社の意識が異なっている場合、正しいのは常に若者の方だ、くらいの意識は持つべきでしょう。
それが嫌なら古い者だけで会社を回し、そして緩やかに衰退していけばいいだけのことです。
新しい血を入れなければ会社はいずれ滅びますが、新しい血を入れるということは会社が変わることを意味します。
多様性の根本は「意見の違い」。それを認めない組織はどうなるか、歴史が誰よりも雄弁に物語っています。
 
 

ポジショントークはどこにでもあります

記事全般を通してなんと言うか、ポジショントークならもう少しそれっぽくした方が良いのでは、という感想を抱きました。
人にはそれぞれの立場がありますから、ポジショントークがあるのは当然のこと。
私にしても以前に書籍を一冊書いていますが、その内容は当然出版社の意向が入っているわけで、ネガティブな内容はけっこう添削を受けたりしました。

1万円からはじめる投資 ソーシャルレンディング入門

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  • 作者:SALLOW
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2018/12/19
  • メディア: 単行本

 
私の場合、書籍出版は飯の種というより趣味と実益を兼ねたものです。しかしこの方の場合はそうではありません。
平たく言ってしまえば「そう言わなければ飯の種が無くなる」わけですから、自分自身が培ってきたキャラに従い、自分の顧客に受けるような事を言ったり書いたりするのは当たり前です。

ただそれにしても、ここまであからさまなのはどうだろうと首をひねってしまいます。
この言葉が労働者ではなく顧客に向けたものなのは分かりますが、世の常識からかけ離れていては商品価値に疑問符が付いてしまいます。
この方の他の記事や発言にはある程度納得できるものもあるだけに、失礼ながら「何があったのだろう」と逆に心配になるような記事だと感じました。
 
 





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