貸付投資の「Funds(ファンズ)」の話題です。
ソーシャルレンディング比較・ニュースサイト「クラウドポート」から始まった株式会社クラウドポートは、最近社名をファンズ株式会社に変更。
ニュースから投資プラットフォームのプレイヤーへと転身しました。
オープン直後に堀江氏(ホリエモン)が言及するなど注目を集め、実際に投資家保護の仕組みで人気を得てきた同社。
色々とめざましい成果を上げています。
<目次>
三井住友信託銀行と提携
一つ目のニュースは、業務提携。
これまでも多くの事業者と提携し、最近では大阪王将との提携が話題になったFundsですが、今回は三井住友信託銀行というビッグプレイヤーとの業務提携です。
funds.jp
業務提携の目的は、三井住友信託銀行の持つネットワークを利用したファンド組成企業の紹介。
顧客の側にしても銀行以外にFundsという資金調達チャネルを得ることは利益があることで、さらにFundsは後述の「FinCommunity(フィンコミュニティ)を提唱している関係上、特にBtoC企業には有効ではないかと思います。
FinCommunityの考え方
Fundsが提唱する「FinCommunity(フィンコミュニティ)」とは何か。
Fundsは投資家から資金を集め企業に貸付を行います。企業側から見ればその目的は、資金需要を満たすものであるはず。
しかしFundsの案件では、貸付だけではなく「ファンを作る」という目的の案件も組成しています。それがFinCommunity。
象徴的なのは、先日募集された大阪王将案件。
大阪王将は案件組成を通じて投資家の中にファンを作り、潜在顧客と意見の吸い上げをすることを選びました。
BtoC企業ではこの方法は有効であり、今後も注目していく企業は増えるのでは無いかと思います。
www.eat-and.jp
一方このようにファンを作る場合、案件を無事償還する重要性は極めて高くなります。万が一の場合は、損得にうるさい投資家たちに掌を返されるのは明らかだからです。
ですからこういう案件への投資は、投資家側としてもメリットが多い投資と言うことができるわけです。
Funds(広告リンク)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200128-00000553-san-bus_all
デロイトトーマツのコンテストで最優秀賞
Fundsはこれまで、ピッチコンテストやアクセラレータプログラムで数々の賞を受賞してきました。
そして今度は、デロイトトーマツ主催の「2020年に活躍が期待されるスタートアップを選出するコンテスト」、「モーニングピッチスペシャルエディション2020」でグランプリを受賞しました。
このニュースはYahooニュースや日経電子版にも掲載されています。
藤田社長のコメントによると、ピッチコンテストへの参加は事業開発と認知向上を目的にしているとのことで、その役目は十分に果たしたと言えるのではないでしょうか。まさに賞の総なめ。
これらの提携や受賞は喜ばしいことですが、投資家にとっての成果とは良い案件が多く募集されること。
その成果につながることを願いたいと思います。