クラウドクレジットの今年最初の目玉は、パッケージファンド。
複数のファンドをパッケージ化したもので、分散投資をする上ではとても重要なツールです(投資最低額は10万円)。
そのパッケージファンドから第2弾が登場しましたので、紹介します。
<目次>
分散投資の重要性
「卵は一つのカゴに盛るな」は、分散投資の重要性を表した格言です。
これはクラウドファンディングにももちろん当てはまります。株など他の投資と異なり数万円単位から投資ができるクラウドファンディングの場合、分散投資はより容易になっていると思います。
少ない案件に集中投資をすると大きな損失を被る可能性があることから、事業者、案件はそれぞれ分散すべきでしょう。
分散することで小さな損害や遅延を受ける可能性は高くなりますが、分散はそもそも「ダメージを負わないこと」が目的ではなく、「ダメージを負う回数が増えるかわり、一つ一つのダメージを小さくする」ことが目的なので、それで正しいです。
私も過去何回かクラウドファンディングで損失を出し、今も遅延を抱えていますが、それでも総合的な成績はプラスです。
その理由の一つは、分散投資を徹底していたためだと思います。
そしてクラウドクレジットの投資についても、この分散投資は必須だと考えます。
特に海外の場合は地政学的リスク、為替リスクなどにより不確実さが増しますので、分散投資はより重要なものになってくると言えるでしょう。
社会的インパクト重視型パッケージ1号
クラウドクレジットはすでに、「バランス型パッケージ」を発表、募集開始しています。
これは名前の通り、投資対象、通貨のバランスを考慮したもの。私もすでに投資を行っています。
www.sallowsl.com
このバランスパッケージに続き登場したのが、今回紹介する「社会的インパクト重視型パッケージ」。
社会的インパクト、つまり投資を通じ居てリターンだけでなく、社会的問題の解決も目指していくというファンドを集めたものになります。
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内容紹介
社会的インパクト重視型パッケージ1号は、運用期間25ヶ月、予定利率7.7%という商品。
ただしその中身は4つのファンドからできており、予定利率はそれらの平均値、運用期間は4つのファンドのうち一番長いものが表示されています。
中身の4ファンドは以下の通りです。
パッケージファンドは、それぞれのファンドが無事償還されるかどうかという案件リスクの他に、為替リスクが存在します。
今回組み入れられている全てのファンドは外貨建てですので、為替レートの影響をかなり強く受けます。
なおファンドの組み入れ比率は、米ドル40%、メキシコペソ30%、ケニアシリング30%となっています。
ここ2年ほどのそれぞれの為替レートを見てみましょう。
為替レートの動き
(全ての為替チャートは、https://www.xe.com/ja/ から引用しています)
まずは米ドルの2年間の動き。
おおむね、105~114円で値動き。値動きの幅は±4%くらいになります。
次にメキシコペソ。5.3~6.1円くらいで値動きしていて、幅は±7%くらい。
最後にケニアシリング。値動きが大きいイメージがあったのですが、意外に1.03~1.12円と±5%くらいの値動きでした。
注意点として、全ての為替はだいたい同じ値動きの傾向があるということが上げられます。米ドルが円高になれば、他の通貨も円高になるということです。
結論
為替の今後の動きは誰にも読めませんが(読めるようならFXで一儲けできるので)、それぞれの為替が今後2年、これまでと同程度の値幅で動くと仮定すれば、予想される値幅は±5%くらいになります。
予定利率が7.7%は値幅以内ですので、為替レートにより元本割れするという可能性は今のところ低いのではないかと推測できます。
後は案件自体をどう見るか、そして社会的インパクトにどれほどの重きを置くかで投資を検討すればいいと思います。
私は2020年の投資テーマの一つが「インパクト投資」であることもあり、資金が融通できしだい投資したいと思います。
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