クラウドファンディングのサービスを新規に開始する事業者を二つ紹介します。
FUELとRimple。
それぞれ融資型不動産投資型と違いはあるものの、いずれも東証一部上場会社が絡んでいて、信頼性は高いと思います。
新しい事業者に興味のある方は、こちらの記事をどうぞ。
<目次>
FUELがサービスを開始
一つめのサービスは、「FUEL(フエル)オンラインファンド」。
(普通にフューエルと呼んでいました・・・)
www.fuelgr.co.jp
こちらの特徴は、プラットフォーム上で複数の事業者の案件を募集するのではなく、事業者ごとにプラットフォームを分けているということだと思います。
それぞれの事業者ごとにカスタマイズもしやすいですし、良い方法ではないでしょうか。
FUEL最初の案件は、一部上場の「CREグループ」
そのFUELで最初に立ち上がったのは、東証一部上場「CREグループ」のサービス「CRE Funding」です。
cre.fuel-onlinefund.jp
CRE Fundingで主に扱うのは、「物流不動産」。
物流事業を行うために必要な施設、倉庫や物流センターがこれにあたります。
物流事業者にこういった施設を賃貸し、その使用料を受け取るモデルに投資することになります。
今後も国内における物流は活発に行われることは確実で、将来性のある事業と言えるでしょう。
不動産を投資対象とするクラウドファンディングはいくつかありますが、その多くは住居を対象としており、物流施設は投資対象を分散させる上でも有効に働くと思います。
また、CREグループはJ-REIT資産総額700億円以上、私募ファンド運用資産総額600億円以上と実績のある会社であり、足下の業績も堅調でした。
最初のファンド募集が待ち遠しいところです。
FUELとCREグループのつながり
FUELはベンチャーらしく多くの事業者から資金調達を受けています。
その中で2019年8月には、CREグループとの間で資本業務提携を締結していました。
今回の「CRE Funding」も、この業務提携に基づくオンラインファンドサービスとなります。
www.fuelgr.co.jp
そうなると次はどこの会社がFUELで「**オンラインファンド」をサービス開始するのか。
一つの答えは、FUELのお知らせリストの中にありそうです。
www.fuelgr.co.jp
クラウドファンディングは「上場デフォ」に?
ここ最近サービスを開始したクラウドファンディングの特徴の一つは、「上場会社がどこかに絡んでいること」だと思っています。
例えばFunds。本体はベンチャー企業ですが、融資先は上場企業かそれに準じるような企業に限定されています。
Funds(広告リンク)
オーナーズブックやSAMURAI FUNDも、上場企業が運営していたり、親会社だったりします。
今後はクラウドファンディングの世界においても、信頼性と財務安全性の観点から「上場デフォ」になってくるのかもしれません。
それは利回りが多少低下する影響があるにしても、投資家にとっては望ましい姿への変化だろうと考えています。
オーナーズブック(広告リンク)