融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)の話題です。
現状、日本最大級のソーシャルレンディング事業者「SBIソーシャルレンディング」から、なんと「最大級」ファンドが登場しました。
ただでさえ大口案件が多いSBIソーシャルレンディングの中で、さらに最大級の案件。
どんな案件かを紹介します。
<目次>
SBISLバイオマスブリッジローンファンド7号
その最大級案件の名前は、「SBISLバイオマスブリッジローンファンド7号」。
久々登場のこのファンドは、愛称を「かけはし」と言います。
玄海インベストメントアドバイザー社との協業ローンファンドで、「再生可能エネルギーの普及・拡大を通じた現在から未来への架け橋となるように」など、複数の思いを込めて名付けられたファンドです。
今回のファンドにおける対象は、バイオマス発電。
木材や下水汚泥などの廃棄物を原料とした発電で、廃棄物を燃料に換えることで資源の有効活用につなげるものです。
その中でも今回は、木材を原材料としたバイオマス発電が対象の案件となります。
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案件詳細
今回の案件の詳細は、以下の通りとなります。
・SBISLバイオマスブリッジローンファンド7号
募集開始:2/14 10:00~
予定利率:7.0%
運用期間:27ヶ月
募集総額:26億円
担保:有り
*取得予定の事業用地「のみ」が担保のため、オーバーローン
今回の募集金額は「26億円」。
これだけでも十分に大型ファンドですが、実はこれで終わりではありません。
案件詳細に説明がありますが、今回のファンドは第1弾。
実際はこの後、5月、8月、11月と同じファンドに投資が続き、総額55億円の貸付が予定されています。
これほどの大型ファンドは過去に例が無く、最大級のファンドであることはまちがいありません。
(1)2020年2月(出資募集額:26億円) ⇒ 本ファンドの出資募集です。
(2)2020年5月(出資募集額:10億円)
(3)2020年8月(出資募集額:7億8,000万円)
(4)2020年11月(出資募集額:11億2,000万円)
投資に関する注意点
さてこのファンド、利率7%は高いのですがその分のリスクはきちんとあります。
まず何より、募集金額26億円に対して担保価値は2,800万円であり、完全なオーバーローンであることは見逃してはいけません。
これには関係官庁の指導もあり、「未建設の建物を担保に加えてはいけない」という事情もあります。
しかし、万が一バイオマス発電所が立ち上がらなかった場合、ほぼ間違いなく元本は大幅に削れることを理解した上で投資するのは必須だと思います。
その上で27ヶ月、7%をどう判断するかは、投資家それぞれの考え方によると思います。
ちなみに私は投資見送りですが、その理由は「資金がないから」が主です。
第2弾、第3弾となればバイオマス発電所の建造目処もだんだん立ってくると思いますので、利率は少なくなるでしょうがそれを狙って投資するのも戦術としてはアリかな、と考えています。
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