SBIソーシャルレンディングの話題です。
以前に投資していた案件で、ロールオーバー(投資資金の後ろ倒し)が発生したという連絡がありました。
SBIソーシャルレンディングにおけるロールーバーとは何か、どういう時に発生するか、その後の手続きなどについて紹介します。
<目次>
対象となるのは「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド」
SBIソーシャルレンディングにおけるロールオーバーは、どのファンドでも発生するものではありません。
事実上、対象となるのは常時募集型の「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド」のみです。
このファンドは、随時募集されるオーダーメイドローンファンドの「SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo」と比べて、勝手に「無印」ファンドと呼んでいます。
記事内でも「無印ファンド」という表現を使わせていただきます。
無印ファンドは月2回(月の半ばと最後)に〆を行い、そこまでに出資された資金を計6社に貸し付けるものです。
しかし、時期によっては資金の需要が十分ではなかったり、逆に資金の供給(投資家からの出資)が集中したりがあって、全額を貸付できない場合もあります。
そういう場合に発生するのが、このロールバックです。
ちなみに貸付を行っている6社は匿名ですが、会員登録すれば社名や財務状況を見ることもできます。
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ロールオーバーのお知らせはメール+メッセージボックス
ロールバックが発生すると、メッセージボックスにその旨のメッセージが入り、メールに連絡があります。
今回のメッセージボックスの中身は下記の通りです。
本ファンドは、お客様からの出資金額に比して借入申込が少なかったため、出資金額1,274,200,000円のうち1,082,800,000円の出資金が融資されず、運用益が生じないままロールオーバー(※1)が発生いたします。
ということで、出資金額の大半がロールオーバーされたとのことです。
資金需要が少なかったのか、それとも出資が過大だったのか、おそらくは両方でしょう。今回は12.7億円が集まったようです。
ロールバックの手続き
ロールバックが起きた場合、選択肢は二つ。
「出資金額を次回の案件に回す」か、「出資をキャンセルする」かです。
出資金額を次回案件に回した場合、先着順で投資が行われますので前回からのロールバック分が有利になります。
(もっとも資金需要によっては、再度ロールバックになることもあり得ます)
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次回案件に回すにしろ、出資をキャンセルするにしろ、上記の画面で書面のダウンロードと同意を行う必要があります。
出資金を次回案件に回す場合はこれで手続き終了。キャンセルする場合は次で紹介します。
キャンセルする場合
繰り返しますと、出資をキャンセルする場合でも上の画面で「同意」は行う必要があります。
その後で出資一覧の画面から対象のファンドを選び、ファンド詳細情報を開いてキャンセルを実施することになります。
今回は私は、次回案件に回すことにしました。
投資できないかもしれませんが、今からキャンセルしても資金回転が間に合わないのでこうしておきました。
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