クラウドファンディングの話題を2つ。
一つは、大手が組んだ不動産投資型クラウドファンディング「bitREALTY(ビットリアルティ)」。
もう一つは上場企業が運営する、融資型クラウドファンディング「J.LENDING」です。
いずれも元をただせば、一連の新型コロナ問題の影響で起きた話題。内容をごらん下さい。
<目次>
ビットリアルティでは新案件が不成立
まずはbitREALTY(ビットリアルティ)の話題から。
先日募集を開始した案件「レム六本木」に100万円を投資しました。
www.sallowsl.com
ところがこの案件、残念ながら最低成立金額を上回らず不成立となってしまいました。
これまでのビットリアルティの案件は、基本的に全て満額もしくは満額以上で案件成立していたのですが、今回は24%、11%とかなり低調でした。
不成立の理由と、今後の動き
今回の案件「レム六本木」は、六本木駅徒歩1分という貴重な案件。
物件としては宿泊施設ですが、場所柄需要は底堅いと思われ、案件の価値が減ずることはあまりなさそうに思えます。
事業者のビットリアルティも、いずれも上場企業であるケネディクスと野村総合研究所が組んで設立したもの。
事業者としての信頼性は、既存の事業者の中では最高レベルと言えます。
それでも募集が低調だったのは、新型コロナウィルスの影響で投資家心理が冷え込んでいるのが一つ。
もう一つは単純に、同じ「レム六本木」の案件を募集しすぎたということだと思います。
いくら堅い案件とは言え、同じ案件では分散になりません。募集し続ければ当然、資金需要は減ります。
ビットリアルティがこの結果を受け、次にどんな一手を打ってくるかに注目です。
さて、今回案件が不成立になったことで、投資資金は預かり金口座に戻ってきました。
特に次の案件もないので一旦出金し、他の案件への投資を検討したいと思います。
J.LENDINGの案件は、担保価値に問題発生
もう一つの話題は、上場企業のJALCOホールディングス社が運営する融資型クラウドファンディング「J.LENDING」。
J.LENDINGは現在、ジャルコの貸金事業で過去に複数回の取引実績のある企業に対して、運転資金の募集を行っています。
予定利率:5.0%
運用期間:約3ヶ月
募集金額:1億円(最低成立金額:8,000万円)
担保:上場株式担保
この案件ですが、担保となっている上場株式(内容については会員登録すれば公開されます)の時価は466百万円。
ただしこれは、新型コロナで下落する前の株価であることは注意が必要です。
当然、今の時価はこれより落ちており、担保としての強度が減少しています。そのため私は当初投資するつもりでしたが、今は様子見に変わりました。
明日のJ.LENDINGに期待です
これについてツイッターで呟いたところ、公式アカウントから反応をいただけました。
会員の皆様向けに先ほど連絡をさせて頂きました。
— J.LENDING(公式) (@j_lending) 2020年3月13日
反応が遅くなってしまって申し訳ありませんm(__)m
状況が色々センシティブな現在、こういう反応をきちんと返してもらえるのはありがたいことです。
メールの内容については限定情報を含むため、全て公開するというわけにはいきませんが、明日には何か動きがあるようです。
その内容を確認して、投資の再検討を行っていきたいと思います。