融資型クラウドファンディング「Pocket Funding(ポケットファンディング)」の話題です。
沖縄発のクラウドファンディング、沖縄ならではの名物ファンドが登場しました。
それは、軍用地ファンド。
軍用地という、ケタ外れの保全力を備えた案件を担保とする貸付になります。
<目次>
軍用地の何がすごい?
まずは軍用地ファンドの内容から。
軍用地は沖縄などに多くある特徴的な土地で、日本が土地を借りて自衛隊や米軍用地として利用しているもの。
軍用地が通常の不動産と比べ何が優れているかは、下記の記事もごらん下さい。
www.sallowsl.com
簡単に言えば、軍用地は通常の不動産と比べて以下のような利点があります。
・国が借り上げているので、家賃未払いが起こらない
・インカムゲインだけではなくキャピタルゲインも期待できる
・通常不動産よりも、所有するための融資が通りやすい
利率は控えめ、それでもまだ魅力的
上記のリンク先でも説明していますが、現在軍用地投資を始めようとすると、そのインカムゲインの利率は2%を切る場合がほとんど。
一方で、これまでの軍用地を担保とする融資型クラウドファンディングでは利率3~4%あったのですが、ここに来て軍用地投資の有利さがバレて広まってきたのか、利率は低下傾向にあります。
例えば今回の案件、利率は2.2%です。
・PF軍用地担保ファンド16号
募集開始:3/19 12:30~
予定利率:2.2%
運用期間:12ヶ月
担保:沖縄県那国頭郡の軍用地に対する第二順位抵当権
評価額 約1億1,382万円、先順位 6,170万円
LTV:74%
評価額と借地料から計算した年利は2.2%なので、軍用地を直接所有する場合とほぼ同じリターンとなります。
それでも、通常なら数百万円以上かかるような軍用地担保に1万円から分散投資できるのは、クラウドファンディングならではの案件でしょう。
LTVが74%の軍用地であれば、貸付先が赤字でも大きな問題はないと思います。
それこそ、売ろうと思えばすぐに売れるのが軍用地。いざとなれば担保を処分すれば良いので、元本が損失を受ける可能性は低いと考えられます。
どのくらいで埋まるのか、注目です
世間は新型コロナウィルスの影響で、経済がシュリンクしています。
いずれはこのウィルスにもワクチンができるとしても、経済の回復には長い時間がかかることが予想されます。
そんな中、当然投資家の心理は冷え込むばかり。
それが今回の軍用地投資にも影響するのか、はたまた投資家心理が冷え込んでいるからこそ安定した案件に向かうのか、注目していきたいと思います。
(なお、私自身は資金不足により投資せず)
ポケットファンディングでは、3月に駆け込み需要で多くのファンドを募集する予定とのこと。
この事業者の場合、募集ファンドを前日に発表することが多いので、興味がある方は会員登録をしてみてはいかがでしょうか。