ソーシャルレンディング投資記録(新)

クラウドファンディング投資家のSALLOWによる実践投資記録。ゆるリタイア志望。Twitter @SALLOW_SL

カメルーン案件に関する質問と回答、そして提言を紹介します。



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今回はクラウドクレジットの話題です。
以前の記事で、カメルーン案件に関する状況と所感を書きました。

www.sallowsl.com

この時に行った事業者への質問に対して回答がありましたので、その内容を紹介したいと思います。


<目次>

 
 

カメルーン案件の状況整理

カメルーン案件の問題は、以下の2つに分けることができます。

1:貸付先のデフォルトなどが起き、投資資金の一部が回収不可能となる見込み
2:現地エージェントであるOvamba社から回収業務の費用請求があり、投資資金から差し引かれる見込み

 
(関連リンク)
crowdcredit.jp

【クラウドクレジット】

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うち、1についてはこれまでにも分かっていた情報でしたが、今回2の情報が(投資家から見れば)突然飛び込んできており、これが反響を呼ぶことになりました。

結果として今の見込み(後述するように確定した見込みではなく、現在のワースト見込み)では、私の投資案件については元本の約7割が損害を受けることになる予定です。
 
 

私の質問内容

f:id:sallowsl:20200323144222j:plain
 
私からの質問は、以下の4つです。


①当初Ovamba社との契約の中に、回収業務に関する費用の取り決めはあったのか?
 あったとすればどういう内容だったか、無かったとすれば今回の費用請求はそもそも根拠がないことになる。

②Ovamba社は当然の義務として貸付資金の回収を行うべきであり、その費用は通常業務の内と解釈できる。
 それ以外の費用があれば内容を精査し、通常業務の分を差し引いて経費の妥当性を確認すべきではないか?

クラウドクレジットは、Ovamba社の費用主張は当初の投資家との契約条件に基づき、妥当なものと考えているか?

④今回の件は「貸し倒れがなくとも、回収費用により投資資金が損害を受ける」という、これまでに想定されていないリスクを示した。
 カメルーン以外の案件について同様のリスク調査は行われているか、その結果はどうか。

 
 

クラウドクレジットからの回答(質問①について)

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質問①(回収業務の費用に関する取り決め)についてのクラウドクレジットからの回答の要点は、以下の通りです。


カメルーンファンドでは、現地における回収費用をOvamba社モーリシャス法人に請求するという形で、回収費用をファンドの財産から収受するという取り決めがある。

・上記の取り決め自体は一般的であり、逆に収受しなかった場合は利益供与を疑われてしまう恐れもある。

・ただしこれは、Ovamba社が提示している金額を承認することとは全く別の問題。1.9億円の回収業務費用は一般的には考えづらい。

カメルーン案件は2016年から運用されているが、回収費用が直接元本損失に結びつく報告は2019年9月になってから。その後も回収費用は増加を続けており、融資契約上の義務違反になる可能性があると考えている。

 
 

クラウドクレジットからの回答(質問②、③について)

次に、質問②、③(回収業務費用の精査と、クラウドクレジットはこの費用を認めているか)について。


・Ovamba社の費用主張はクラウドクレジットとして、少なくともその一部の適正性に疑義を持っている。

・Ovamba社に費用ブレイクダウンリストの提出を求め、個別案件ごとに真正性や妥当性を検証する。適正と見なした費用については、金額と判断根拠を投資家に公開する。

・事実関係が確認されればアクションを取ることを考えている。ただし現在は1.3億円の資金送金と、費用請求の真正性の確認を優先している。

・Ovamba社とのコミュニケーションを継続して進めることが最大分配につながると判断しており、そのため投資家から見るとクラウドクレジットの対応が積極的でないように映る可能性は理解している。
 
 

クラウドクレジットからの回答(質問④について)+まとめ

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質問④(カメルーンと同様の問題が起こりうることを調査しているか)については、以下の通りです。


カメルーン以外に最終再建の審査・管理・回収をクラウドクレジット外の事業者に委託する仕組みのファンドがあり、本問題を受けて同様のリスクをチェック中であり、順次報告を行う。


今回の回答をまとめます。


クラウドクレジットは、Ovamba社が請求する回収費用を、効率の最大化の観点から適切なものとは考えていない。

・しかし、現状で優先するのはOvanba社が保有する1.3億円の資金の送金確保であり、この1.3億円が「大幅に減額、下方修正された」現状見込み金額に相当する。

・それ以降もOvamba社とは協議を通じて回収の最大化を図る。


これは私の感想ですが、現時点でOvamba社と対決姿勢を明らかにした場合、保有する資金の送金確保すら為されない懸念があるように感じました。

日本人の感覚からすれば「そんな話があるか」と思いますが、世界は日本人の感覚で動いているわけではありません。
(私も会社で何度か痛い目を見ました・・・)

今回の件、今までの状況を見るに「組むべきではない相手と組んでしまった」という事かと思います。
もちろん猛省は望みますし改善は必須ですが、かといってそれで投資を打ち切るというつもりは、少なくとも私にはありません。
 
 

まとめと提言

個人的な感想としては、現時点では受け入れられるものでした。

「現時点では」と言ったのは記事の通り、現在でもOvamba社とクラウドクレジットの間には認識の相違があり、その開きを検証している最中だからです。

この検証結果がオープンにされ、かつ論理的に納得できるものであれば後は「投資は自己責任」ということになると思います。


クラウドクレジットからの回答に対して私が行った提言を、ここで公開します。
すでに伝えていることですが、今後の改善を期待します。


【提言内容】

・投資家に与えうるインパクトに対し、説明が難解であることと「説明に体温を感じないこと」が改善点

・正確性は必要だが、正確性を追求するあまり説明に専門用語が多く一目で理解が難しい

・投資家の間でさえ、難解で正確性を重視した文章よりも感情と決意を込めた文章を好む人間が一定数いるのは事実

クラウドクレジットが掲げる投資の裾野の拡大には、そういった投資家の目線と心配に寄り添った説明が必要

・説明文章を「簡単ですぐ理解でき、心や決意の分かる文章」「正確性を最優先した読み込むレポート」の二段構えにするなど、検討してはどうか?


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