私のメインバンクの一つ、住信SBIネット銀行の話題です。
住信SBIネット銀行には、「プレーオフ」という円仕組預金があります。
超低金利時代の中、預け入れ期間が自由にならないという問題点はありますが、高金利を狙える預金。
このプレーオフをうまく使って、利率以上の効果を出そう! という内容の記事です。
<目次>
プレーオフとは?
まずはプレーオフの説明から。
住信SBIネット銀行の円仕組預金「プレーオフ」とは、満期が拘束される代わりに高利率が期待できる商品です。
満期は1~10年のどれかで、1年ごとに銀行側が「継続」あるいは「満期」を決めます。
全期間にわたって利率が一定の「フラット型」と、満期が延長されるたびに利率が上がる「ステップアップ型」が設定されています。
預金者の側から満期を決めることはできず、中途解約した場合は大幅に元本割れを起こす恐れがあります。
その代わり、預金保険の対象になっています。
このプレーオフをうまく使うことで、実は金利以上に手数料の削減をすることができます。
実質的な効果は、最大で年利10%相当。その仕組みを紹介します。
スマートプログラムで、手数料は一定回数無料
住信SBIネット銀行の手数料は以下の通り。
同じ住信SBIネット銀行、あるいは三井住友信託銀行以外の振込は、無料回数がつきると157円かかります。
また、ATM手数料も同じく無料回数がつきると、110円かかります。
住信SBIネット銀行には「スマートプログラム」という優待措置があります。
これは、各種サービスの使用状況や資産状況に応じ、振込手数料やATM利用手数料が最大月15回まで無料になるというものです。
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スマートプログラム ランクの上げ方
では、このスマートプログラムのランクはどうやったら上がるのか。
詳細は下記のページにありますが、最高ランクである「ランク4(振込・ATM手数料 月15回無料)」を得るためには
・外貨預金と仕組預金の月末残高 500万円 or 300万円+住宅ローン利用中
という、かなり厳しい条件をクリアしなければなりません。
ですので、狙うのは「ランク3(振込・ATM手数料 月7回無料)」が手頃なのではないか、と思います。
ランク3の狙い方にはいくつも方法があります。
詳細が知りたい方は先ほどのページを見ていただくとして、今回はその条件をソートしてみました。
ソート条件は、「提携カードなどを持たない」「借金をしない」「賭け事をしない」この3つです。
ミライノカード、ミライノデビットと言った提携カード無し、目的ローンや不動産担保ローンを利用せず、スポーツくじ購入や公営競技の入金もしない。
そういう条件でランク3を満たす組み合わせを調べてみました。
ランク3の狙い方(私も実践中)
ずばり、ランク3を狙う方法は以下の通りです。
外貨預金をほんの少し、SBI証券との合同口座であるSBIハイブリッド預金をほんの少し、そしてプレーオフを申し込むことです。
・外貨預金の月末残高あり → 1ドルでも1ユーロでもあればOK
・SBIハイブリッド預金の月末残高あり → 1円でもOK
・仕組預金の月末残高あり → プレーオフで狙う
仕組預金の中で、元本保証が付いているのは円仕組預金「プレーオフ」のみ。
プレーオフの預け入れは10万円からですので、上記の外貨預金、SBIハイブリッド預金を所持した状態で仕組預金に10万円を預金することで、ランクは2から3に上がります。
ランク2→3での効果と、削減できる手数料は次の通り。
・振込手数料無料回数 3→7回(月157円×4回=月628円)
・ATM無料回数 5→7回(月110円×2回=月220円)
合計で削減できる手数料は月あたり848円、1年で10,176円。
10万円を入金することで、預金保険付きで元本が保証され、さらに年利10%に相当する手数料が削減できるという技になります。
(プレーオフには外貨商品もあり、そちらは元本リスクがありますので、まちがわないようにご注意ください)
さらにこんな裏技も
もしも、お金を借りることにあまり心理的なハードルが高くないのなら、こんな裏技もあります。
それは、カードローンの契約。
月末のカードローン残高が少しでもあれば、プレーオフでの預金と同じ効果があります。
カードローンは1,000円単位で借りることができ、毎月5日に一定額(最低2,000円)が返済されます。
これをうまく使うと、以下のような裏技が可能になります。
【条件】
・年利10%
・月末に1,000円借りる→翌5日に自動決済する
【利息】
1,000円×10%×(5/365)=1円
毎月1円の出費で、月848円の手数料が削減できるということになります。
毎月ローン申し込みをする面倒を気にしない方なら、こちらもお勧めします。