いずれも人気のあるソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)事業者のSBIソーシャルレンディングとFunds。
それぞれから新案件が登場しましたので、内容を紹介します。
興味のある方は、どうぞごらん下さい。
<目次>
SBISLメガソーラーブリッジローンファンド28号
SBIソーシャルレンディングからは、「SBISLメガソーラーブリッジローンファンド28号」が登場。
利率8.0%で大人気確実な案件です。
・SBISLメガソーラーブリッジローンファンド28号
募集開始:5/22 10:00~
予定利率:8.0%
運用期間:約14ヶ月
募集金額:3億9,780万円
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SBIソーシャルレンディング 案件詳細
今回の「SBISLメガソーラーブリッジローンファンド28号」、最初に気付いたのは募集額のキリの悪さ。
どういうことかと思ったら、前回の「SBISLメガソーラーブリッジローンファンド27号」が募集額に届かなかったので、その不足分を募集しているということです。
27号と28号の投資先は同一ですので、分散ができないということは注意が必要です。
(28号は後から募集となりましたが、満期タイミングは代わらないため投資期間は27号が16ヶ月、28号が14ヶ月と短くなっています)
ファンドの仕組みは、一般的なSBIソーシャルレンディングの太陽光発電案件と変わりません。
一つ気をつけなければいけないのは、担保となっている事業用地の価値は現状(つまり、太陽光発電の開発が行われる前)の価格であり、取引事例比較法による土地価格は約3億3,400万円だということです。
貸付額は27億円ですので、万が一の場合には担保を処分してもまったく足りず、投資家の元本は大きく損害を受ける可能性があります(そもそも事業用地は山林に近い場所なので、売れるかどうかも分かりません)
高利率案件ですが、発電所がきちんと立ち上がらない時のリスクは大きいことを認識して投資すべきだと思います。
Fundsからは「EL FAROファンド#3」が登場
もう一つの人気事業者、Fundsからは「EL FAROファンド#3」が登場しました。
・EL FAROファンド#3
予定利率:3.0%
運用期間:約10ヶ月
募集金額:1億円(うち5,000万円を抽選方式)
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こちらは抽選+先着の二段階で募集が行われます。
抽選方式の募集はすでに始まっていて、5/26の10:00まで行われています。
抽選枠は5,000万円ですが、すでに2倍を超える金額が集まっており、相変わらずのFundsの人気ぶりがうかがえますね。
人気の秘密は「リコースローン」
上記のSBIソーシャルレンディング案件が人気なのは、年利8.0%という高利率なためというのが大きな理由でしょう。
一方でFundsは年利3.0%とそれほど高くないのに、なぜここまで人気が出るのか。
それはひとえに、Fundsの貸付の仕組みによるところが大きいです。
Fundsの案件はこれまでのところ全て、リコースローン(企業の全ての財産が貸付原資になる貸付形態)で行われています。
今回の投資用賃貸マンション事業「EL FARO」が失敗したとしても、貸付先である明豊エンタープライズ社が資金を返すことができれば、投資家の元本は損害を受けません。
そして明豊エンタープライズ社はJASDAQに上場しており、財務情報(こちら)も堅調。
そのため安全性の高い案件と判断され、人気を集めているというわけです。