ロボットアドバイザーのうち、「THEO」の運用状況を公開します。
私はウェルスナビとTHEOを使っていますが、始めた時期が同じではないため運用成果を直接比較することができません。
そのため、どうせならということで違う運用方針で運用をしています。
<目次>
運用方針の違い
THEOとウェルスナビで、どんな運用方針の違いがあるかを紹介します。
まずウェルスナビの運用方針は、リスクグレード「1」と最低のもの。
・株式 約25%
・債券 約65%
・金/不動産 約10%
次に、THEOの運用方針は以下のようになっています。
・株式中心 14%
・債券中心 64%
・実物資産中心 22%
この時点で勘の良い方、投資の経験のある方なら察したと思うのですが、最近の状況でインフレヘッジ(実物資産中心)に振ったらどんなことになるか。
次で紹介します。
レジェンドな一日
実物資産にも色々ありますが、その一つが原油。
去る4月20日、原油価格はおそらく後世にも伝説として残るだろう、とんでもない値を付けました。
思わずその瞬間の画像はスクリーンショットで保存しています。
原油を1バレル買うとお金が37.63ドルもらえるという、訳の分からない状況です(実際は西テキサスで引き渡しが行われる関係上、現物の売買が簡単にできるわけではありませんが)。
新型コロナウィルスの感染拡大により、実物資産は大きく値を下げました。
ポートフォリオの22%を実物資産で占めている私のTHEO運用も、一連のコロナショックにより大きく影響を受けました。
まだ戻りきっていません
その後原油は値を戻し、各国が経済を救うために注入した緩和マネーは株高を引き起こしました。
こうした動きを受けてTHEOでの運用成績も改善していますが、元本まではもう少しという状況になっています。
もともと長期投資を目的としているので、一喜一憂してもしかたありません。
原油先物マイナスなどという、これまでの常識で言えばあり得ないイベントをリアルタイムで見られたことを幸せと思いながら、これからも投資を続けていこうと思います。
今から始めるなら、THEO+docomoをお勧めする理由
ロボットアドバイザー投資については賛否両論、色々な意見を耳にしますが、私は投資の入口としては悪くない手法だと思っています。
自動運用としても投資対象は公開されていますし、手数料にしても数百万円程度を投入するのなら高いとは言えません(リバランスや税制対策を自動で行ってくれる手数料、という見方もあります)
ロボアドは有名な理論に基づく教科書的な投資方法ですから、その手法を学習して自分なりに消化していくきっかけにするのが、適切な使い方だと考えています。
(つまり、いつかはロボアドから卒業することを前提としているわけで、ロボアドの掲げる「長期投資」とは相反する使い方であることは皮肉ですが)
何にせよ、まずは実際のお金を出資しなければ何も始まりません。
もしロボアド投資を今から始めようとするのなら、1万円から始めることのできる「THEO+docomo」をお勧めします。