東証一部の老舗不動産業「あなぶき興産」の運営する不動産投資型クラウドファンディング、「Jointoα(ジョイントアルファ)」の話題です。
数ヶ月案件がなかったジョイントアルファに、新案件が登場。
意外な場所、意外な案件、そして大型案件です。
<目次>
「アルファアセットファンド長崎SC」の詳細
今回募集される案件は、「アルファアセットファンド長崎SC(ショッピングセンター)」。
長崎市の中心近くにある、マンション+スーパー案件です。
・アルファアセットファンド長崎SC
募集開始:8/3 12:00~
予定利率:3.8%(満期一括)
運用期間:12ヶ月
募集総額:2億7,440万円
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難しい中型スーパーの再生と、それが成功した理由
今回の対象は、長崎で60年以上にわたって営業を続ける老舗のスーパーマーケットの一つ、3年前に閉店した「ジョイフルサン住吉」。
通常、中規模スーパーが一度閉店して再生することはあまりありません。
しかしこの案件の場合、隣接土地に高層マンション(117戸)を併設した複合施設として再生することになりました。
高層マンションを抱えることで、スーパーは安定した潜在顧客を持つことが可能、一方で住民は1階に大型冷蔵庫を利用することができるようになるわけで、Win-Winの関係と言えるでしょう。
ライバルは近くにあります
「アルファアセットファンド長崎SC」の住所は、「長崎県長崎市中園町42番1」。
長崎市中心から2駅の住宅街にあり、スーパーマーケットの需要は高いと思われます。
近くにライバルがないかと調べたら、150mほど南東に「イオンチトセピア店」がありました。
中型のイオン店舗で、ここに来れば何でも揃うという強力な競合相手です。
マンションの住民117戸分だけではスーパーの需要には足りませんが、以下のようなポイントから投資検討は「OK」と見なしています。
・ジョイフルサン住吉は広いオーバーアーケード内にあり、また地場スーパーであることから、固定客や雨の日の客が見込める
・運用期間が12ヶ月であることから、長期的な見通しはそれほど重要ではない