今回は、遅延案件の進捗を紹介します。
maneoとキャッシュフローファイナンスです。
<目次>
maneo(京都案件)
まずはmaneo。京都案件について少しだけ進捗があったようです。
この案件の立て付けは以下の通り。
・貸付額 1億7,000万円
・担保構造 京都市南区 評価額1億4,500万円(第1順位)
京都市伏見区 評価額7,000万円(第2順位)
担保余力2,800万円
今回、両方の案件で競売が完了し、結果は以下のようになりました。
・貸付額 1億7,000万円
・担保構造 京都市南区 評価額1億4,500万円(第1順位) → 83,180,188円で落札
京都市伏見区 評価額7,000万円(第2順位) → 75,115,000円で落札(先順位4,200万円、残価格33,115,000円)
伏見区案件ではすでに、私の投資額¥798,004に対し¥141,826(17.8%)が回収済みとなっています。
南区案件が返済されることにより、最大で約458,000円が回収されますので、最終回収率は75%程度になると想定されます。
追加して、貸付先の金融財産について一部特定できたものがあり、7月27日に強制執行の申立が行われているとのこと。
これでさらに返済が増えることを期待したいと思います。
(参考記事)
www.sallowsl.com
maneo(宝塚案件)
宝塚市の案件については、7月に競売開始決定がおりて現在手続き中とのこと。
本来であれば2~3ヶ月はかかるのですが、コロナの影響でさらに長引くかもしれません。これについいては今さら騒いでどうこうなるものではないので、気と首を長くして待っていようと思います。
これとは別に、貸付先から返済&強制執行で957万5,022円を回収しており、今回その支払が行われました。
(貸付総額2億5,000万円なので、雀の涙ではありますが)
以下の通り¥19,111が回収され、私の投資額50万円に対して残る未回収は367,170円となっています。
あとは、競売による回収に期待しておきます。
キャッシュフローファイナンス
キャッシュフローファイナンスは、債権回収の委託を行っています。
(おそらくはパルティール債権回収社)
https://www.cf-finance.jp/information/news?id=534www.cf-finance.jp
キャッシュフローファイナンスの案件については、遊戯施設などを賃貸人に買い取ってもらう事で交渉を実施。
同一の貸付先(U社)については、全ての案件について売却の大筋合意を得ることができた、との情報です。
現在は最終調整中とのことで、どのくらいの回収額になるかは分かりませんが、まずは一歩前進です。
牛歩なれども一歩ずつ
maneoの敗戦処理、債権回収を行っているパルティール社はJトラスト社のグループ会社であり、Jトラスト社はSAMURAI&J PARTNERS社と業務・資本関係にあります。
SAMURAI&J PARTNERS社は、事実上maneoを引き継いでいる融資型クラウドファンディング事業者、SAMURAI FUNDのサービスを行っています。
パルティール社の回収成績はそのままSAMURAI FUNDの評判にも直結するだけに、総力を尽くしていただきたいところです。
戻ってきた資金は、一部ロボットアドバイザー、大部分はクラウドファンディングに再投資する予定です。
なんだかんだ行っても、私には一番合っている投資ですので。
多くの案件、特に黎明期のソーシャルレンディングではまだ問題を抱えていますが、見方を変えればこれも一つの経験でしょう。
損得合わせて投資の魅力。得だけがある投資など存在しません。
(...などと、強がってみることにします)