今回は雑記です。
私は今でこそクラウドファンディング投資家を名乗っていますが、以前は色々な投資に手出しをしていました。
その時と今で何が変わったのか、少し書いてみたいと思います。
釈迦に説法となる方も多いとは存じますが、お茶請け代わりにご笑覧下さい。
(内容はあくまでも、個人の感想になります)
<目次>
これまでの投資(あるいは惨劇)
以前の私が手出しをしていたのは、個別株に投資信託、外貨、債券と幅広い分野でした。
(今でこそ有名な米国株については、その当時はあまり広まっていなかったように思います)
幅広く投資に手は出していたのですが、個別の勉強は残念ながら疎かで、何となくの雰囲気で投資を行っていました。
結果としてリーマンショック、ライブドアショック、FXロスカット、新興国通貨の高値掴みと様々な直撃を受け(食らってないのは仮想通貨暴落くらい)、我ながら良く退場せずに生き残っているもんだ、と感心することすらあります。
なら今は勉強は十分かと言われると、そんなわけないと首を振るしかありません。
専攻や職歴が少しでも投資(もしくはブログや他の副業)に役立つものなら、また色々と状況は違ったのかもしれませんが、あいにくとびっくりするほど関係ありません。
逆に言えば投資や副業でコケたとしても、これまでの専攻と職歴で食べていけるということなので、選択肢が広いという点では良いことでしょう。人それぞれということで、一つ。
今の投資行動は、何が違う?
運良く投資の世界から退場もせず、まだ投資を続けている私ですが、以前の投資とは明らかに異なる点があります。
投資対象という点では、以前は色々な投資商品、今はクラウドファンディングとロボットアドバイザーという違いがあります。
投資金額という点でも、以前よりはかなり多くの金額を投入しています。
しかし、本質的な違いはそこではありません。
本質的な違いは「自責・自律の認識」と「計画性の有無」ではないかなーと思うわけです。
これが本記事のタイトルにある、投資の目的は投資だけではないというところにつながってきます。
それぞれについて説明します。
自責と自律①:自責
一つは、自責と自律ということを強く認識するようになった、ということ。
自責とは自分を責めることではなく、自分の行動の結果を自分事として受け止め、他責(他者に原因を求める)にせず自分で解決することを指します。
言い換えれば、自分でコントロールできる範囲に注力し、コントロールできない要因には頼らない、ということです。コントロールできないところに全力BETしたって、それは無意味ですので。
投資を行うことによるメリットは自分のものですから、当然デメリットも自分のものに他なりません。
メリットは自分、デメリットは他人など、そんな無理筋はどうやっても通りません。
投資のみならず、全ての自分の行動を自責と考えるようになってから、明らかに色々なことがうまくいくようになりました。
会社での「ゆるリタイア」が進んだのも、今から考えればちょうどこの頃です。
なぜ自責でうまくいくかと考えれば、他責ではどこかに甘えが存在するから、だと思います。
人は自分のキャパを超える出来事が起きた時、どうしても自己防衛反応で他責にしたくなりますが、それでは何も解決しません。
なぜなら上記の通り、他責というのは自分ではコントロール不能な要因だからです。
他責にしてしまえば、自分の手柄も他人のものになってしまいます。
自責だからこそ楽しく、物事もうまくいき、主体的に人生を歩めるということだと、今さらながらに知った私でした。
自責と自律②:自律
もう一つは自律。自らが決めたルールに従って、自分自身をコントロールすることです。
自責(自分の行動の結果を自分事として受け止めること)を意識すれば、当然のように自律になる必要があります。
主体的に対応するには、自分の決めた一定のルールが必要であり、それに従って自分をコントロールする必要が生じるからです。
人に言われたことを鵜呑みにして、その責任も他者にお任せという他責の考えでは、自律する必要はありません。
何か悪いことが起きても、自分以外の誰かを責めれば事足りるわけですから。
自責の元に自律を考えたことで私の場合、「会社でのゆるリタイア」+「クラウドファンディングを中心とした投資行動」+「投資内容のブログ化」+「その他副業」+「雑所得を利用したブログ節税」という、資産構築の基本線が決まってきました。
今は、その実践に邁進している段階です。
こんな偉そうに言っていますが、私はもちろん自責も自律も道半ばの未熟者。
いつかゴールにたどり着くかどうかは分かりませんが、のんびりとやっていきたいと思います。
計画性の有無
最後は、計画性の有無。
以前の私の投資は、「投資」という手段が先に来ていて、人生やお金の計画がありませんでした。
どう考えても、これではうまく行くわけがありません。
ということで新たに投資を始めるに際し、人生とお金の計画、及び必要な知識についてはかなり調べました。
資産の全体計画を作ったのも、今から7,8年前のことです。
その当時に作った計画は、現在のところ問題無く(計画以上に)進捗しています。
クラウドファンディングで1,000万円を超える遅延は発生していますが、それをさし引いても当初計画通りといったところです。
人生やお金の計画を立てるためには、自分事として受け止め(自責)、自分をコントロールすること(自律)が必要になります。
そう考えると、自責と自律と計画は全て根っこでは一つにつながっているのではないでしょうか。
それを気付かせてくれたツールが、私にとっては投資だったということです。
まとめ:投資の目的
以上が、私が投資の目的が投資だけではないと考える理由です。
投資は資産構築の手段だけにとどまらず、自責、自律、計画という人生に必要な気付きを得るきっかけになりました。
私が投資推奨派であるのは、こういった自分の経験のためです。
*もちろん、最初のうちは少額の投資から始めるべきなのは言うまでもありません。
まあそうは言っても投資は楽しいもので、投資はどこまでも自責と気付き、本当の楽しさを知ったように思います。
最近では、損得合わせて投資を楽しめる心持ちに近づいてきたかもしれません。
(もちろん、どちらかと言えば得の方が、それもできれば爆益が良いのは当然ですが)。
投資は大人のための、リアルなおもちゃ箱。
それなりに中身は取り出したつもりですが、まだまだ底は見えそうもないどころか、どれだけ深いかすら理解できていません。
自責・自律・計画は忘れず、これからも仕事に投資に副業に、色々世界を広げていきたいものです。
心持ちはずっと道半ば。あと少し、もう少しと歩を進めていけば、きっとどこか良い場所にたどり着けると思います。