今回はSAMURAI FUNDの話題になります。
タイトル通り、大型案件キャンセルの話題と、SAMURAI FUNDの前身で満期となった案件の結果を照会します。
<目次>
大型案件は残念でした
まず最初の話題は、最近募集を行っていた大型案件「オータムキャンペーンファンド1号」。
保証会社の保証付きで12ヶ月7%。
ファンド規模は5億円×3ファンド=15億円と大型だっただけに、どこまで集まるのか注目していましたが、残念なことに募集キャンセルとなってしまいました。
ファンドがキャンセルになった理由として、SAMURAI FUNDからの情報は以下の通り。
・貸付先(中堅物流会社)から、予定していた事業計画に変更があった旨の連絡が入った
・その内容に基づき、ファンドの募集を中止
・中堅物流会社の変更後の事業計画が確定した段階で、新商品に関する情報公開を予定している
ただそれにしては急すぎる事業計画の変更から考えると、どうしても「15億円が集まりきらない可能性があるから計画を変更した?」、と邪推してしまいます。
実際、1号案件の5億円ファンドには766名が申し込みをして合計約3.65億円。
好条件を反映して集まりは良い方ですが、同案件の2号・3号が全額埋まるとは考えにくい、と思います。
次の案件に期待です
オータムキャンペーンファンドがキャンセルになったことで、申し込みをしていた資金は預り金口座に戻りました。
今すぐに動かす必要もありませんので、私は新商品を待つことにします。
条件を見直された案件がどういったものになるかは分かりませんが、同様の条件で募集金額が少し少なくなるくらい? と推測しています。
もしも募集枠が少なく競争になりそうなら、今回のファンドに投資してキャンセルになった投資家には、希望すれば何らかの優先措置があれば嬉しいところです。
メザニンの不動産ローンが満期を迎えました
もう一つの話題は、SAMURAI FUNDの前身、「SAMURAI」時代のファンド。
不動産担保のメザニンローンファンドが満期を迎え、無事償還されました。
こちらのファンドは「運用期間11.4ヶ月、年利9%」とかなりの好条件。
その代わり、取得原価約7,860万円に対してシニアローンが5,000万円食い込んでおり、メザニン部分1,700万円を足すとLTVは85%ある案件でした。
渋谷区マンションの区分所有権なので、通常時ならLTV85%でも悪くないのですが、現状は不動産にとって逆風が吹いているのは周知の通り。
その中でも無事償還となって、まずはひと息。
償還された金額は、案件を見ながら再投資を検討していきたいと思います。