SBIソーシャルレンディングの話題です。
最大級のオーダーメイドローンファンド、「SBISLメガソーラーブリッジローンファンド32号」の結果の紹介と、裏技めいた投資の方法についての紹介です。
<目次>
これは驚きでした
今日の午前10時から募集開始となった、「SBISLメガソーラーブリッジローンファンド32号」。
28億円という、単独案件としてはSBI SL史上最大(ということは、日本における融資型クラウドファンディングでも最大でしょう)の案件だけに、資金がどのくらい集まるかを注目していました。
・SBISLメガソーラーブリッジローンファンド32号
募集開始:9/23 10:00~
予定利率:8.0%
運用期間:21ヶ月
募集総額:28億円
驚いたのはこの案件、28億円が30分足らずで蒸発してました。
私の戦略としては、12時から行われる別案件に申し込みを行ってみて、ダメならこちらに投資しようか、というくらいに考えていたのですが、そんな考えは甘すぎたということが分かりました。
(12時の案件は運良く投資できたので、結果オーライではあるのですが)
現在日本において、融資型クラウドファンディングのトップ人気といえば、こちらのSBIソーシャルレンディングでしょう。
その事業者で28億円が30分で埋まったということは、今後のクラウドファンディングには朗報になると思います。
後に続く事業者が次々と生まれてくれれば、というのが期待です。
繰り返しますが、担保には注意です
ただこの案件、一つだけ気になるのは「利率8%に釣られていないか」という点です。
高利率案件に投資をするのは、クラウドファンディング投資としては全面的に正しい行動なのですが、高利率にはしかるべき不確実性があることだけは認識すべきでしょう。
上記の記事でも紹介していますが、今回の担保となるのは事業用地の地上権(*)。
*地上権:他人の土地で、その上に工作物を所有するため、土地を使用する権利のこと
事業用地そのものではなくその使用権なので、担保の換価(お金に換えること)は難しいです。土地そのものならともかく、それを使用する権利を売ると言われても、なかなか買い手は付きにくいものです。
メガソーラー案件では幸いなことに、これまで貸倒は起きていません。
玄海インベストメントアドバイザー社の実績も、まず十分にあると言って良いでしょう。
それでも投資には不確実性があります。
この案件、もちろん予定通り償還される可能性が高いのですが、万が一の場合には解決に長い時間がかかる懸念もあります。
例えばこんな狙い方
SBIソーシャルレンディングでは時々、複数のオーダーメイド案件が近い期間に募集されることがあります。
そしてSBISLでは、金額の払い込みは募集後で、払込期限までには数日の余裕があります。
こういった場合では、過去の案件に申し込んだ人が、今回の高利率なメガソーラーに申し込めた場合、ファンドを「乗り換える」という行動を取ることが多いです。
*資金の振込期限まで数日あるので、これはルール上で認められている行動です。
結果として、今回のファンドに申し込めた人が過去のファンドをキャンセルすることで、一時的に満額募集中だったはずのファンドの募集が再開することがあります。
今回も上記画像のように、キャンセルによる過去の案件の一時的な復活が確認されました。
ファンドに申し込めなかった人も、タイミング次第ではこんな申し込み方がありますので、参考にしてみて下さい。