不動産投資型クラウドファンディングの、新しい事業者の話題です。
「ぽちぽちFUNDING」の説明会に参加してきましたので、内容を紹介します。
初回案件の情報も解禁されました!
<目次>
ぽちぽちFUNDINGとは?
ぽちぽちFUNDINGは、「アイディ株式会社」が運営する不動産投資型クラウドファンディングです。
投資家はぽちぽちFUNDING(アイディ)に投資を行い、アイディ社は集まった出資金で物件を取得、その運用利益を配当として支払います。また、不動産の売却を行うことで、最終的に元本を支払う仕組みです。
アイディ社は設立が昭和54年、宅建業免許取得は昭和63年ですので、不動産業としての社歴は30年以上の会社です。
COLEADからぽちぽちFUNDINGへ
もともとアイディ社では、不動産小口投資商品の「COLEAD(コリード)」を行っていました。
(私も把握はしていましたが、投資は行っていません)
このCOLEADをさらに小口に、さらに気軽に投資できる商品として登場したのが、「ぽちぽちFUNDING」です。
投資金額が小口になるということは、投資家の数が増えるということ。
それに伴う処理の煩雑さを無くすために、不動産小口投資→不動産投資型クラウドファンディングへ変更を行った、との説明がありました。
COLEADとぽちぽちFUNDINGの違いは、以下の通りです。
COLEAD
最低投資額:50~100万円
契約:郵送もしくは対面契約
利率:4~5%
期間:2~3年
ぽちぽちFUNDING
最低投資額:1万円
契約:オンライン完結
利率:4~5%
期間:半年~2年
初回案件の情報
ぽちぽちFUNDINGでの会員登録は始まっていますが、初回案件はまだ登場していません。
セミナーでは、この初回案件についての情報もありました。初回案件は以下のようになる予定です。
初回案件
物件:大田区の区分マンション
募集金額:500万円
利回り:5%程度
募集軽視:先着式
募集金額が少なめなのは残念ですが、これは「不動産投資型クラウドファンディングで、どのくらいの金額が集まるかが不明のため」という説明がありました。
つまりは観測気球としての初回案件、ということだと思います。
案件に資金が集中するようなら、会社として不動産投資型へ力を入れていく予定という話もありますので、ぜひ多くの案件が募集されるよう、私も投資に参加したいと思います。
今後年内に4案件の募集を準備、先着式・抽選式の両方を予定しているとのことで、期待しています。
ぽちぽちFUNDINGの特徴と狙い
ぽちぽちFUNDINGの最大の特徴は、「解約可能」であるということ。
通常クラウドファンディングでの投資は、解約不可もしくは何らかの正当な理由がなければ不可ということが多いのですが、ぽちぽちFUNDINGでは理由なく解約ができます。
ただし、解約手数料でほぼ確実に元本割れを起こします。これは本気度の低い顧客(冗談半分で投資し、すぐにキャンセルするような顧客)を排除するための措置、と説明がありました。
本気度の低い顧客は事業者にとって迷惑なだけではなく、本当に投資したい投資家にとっても迷惑な存在ですので、この措置は正しいと思います。
ぽちぽちFUNDINGのような不動産投資型は、通常不動産会社にとって大きな利益をもたらすものではありません。
にも関わらずこのサービスを行うのは、投資家の資産形成をサポートすることにより資産が増え、潜在的な不動産顧客が増えることを期待してのこと、と説明会の中で明言されていました。
もちろん、ビジネスとしてはそれで正しいです。
投資家はそういった背景を承知しながら、自分の選択で商品を選んでいけばいいと思います。私はまず、初回案件に申し込みを行う予定です。