ロボットアドバイザー「ROBO PRO」の話題です。
ROBO PROのサイトがリニューアルされ、同時にキャンペーンが開始されています。
ROBO PROの戦略についても分かりやすく解説されていますので、紹介します。
<目次>
そもそもROBO PROとは?
ROBO PROは、フォリオが運営するロボットアドバイザーサービスの名前。
通常のロボットアドバイザーは、投資家の属性(年収、年齢、リスク志向など)を基にして、ポートフォリオ(投資商品の組み合わせ)を提案し、自動的に買い付けやバランスの調整を行うものです。
これに対して「FOLIO ROBO PRO」は、AIを利用した運用を行うという点が異なります。
通常のロボットアドバイザーの行っている機能は、下記にあるROBO PROの機能の一部(④と⑤の一部)でしかありません。
ROBO PROの機能:
①世界各国の株式、債券、通貨など40種類以上のマーケットデータを収集し、2000種以上の説明変数(データ)から必要なものを自動抽出する
②データから機械学習を行い、予測スコア(未来予測)を生成、厳選する
③高精度でばらつきの少ない予測スコアを採用する
④リターンを計算、リスクを推定しポートフォリオ(投資資産の配分)を決定
⑤リバランス(ポートフォリオの再調整)を行う
以前にROBO PROの説明会に出席したことがあり、その内容を下記の記事でまとめています。
合わせてごらん下さい。
コロナ・ショックにおける資産ごとの動き
2020年2~7月頃、世界の市場は激動に見舞われました。
ご存じの通り、コロナ・ショックとその後の財政出動による株価等の急回復があった時期です。
この時期の動きは2つに分けられます。
3月19日を境にして、それ以前の「急落期」とそれ以降の「回復期」。
急落期、回復期それぞれで各アセット(資産種類)の動きは下降、上昇と共通していますが、詳しく見ればその中でも強いアセット、弱いアセットは存在しています。
下落期においては米国再建と金が強く、上昇期においては株や不動産が強くなっています。
つまり理想論としては、下落局面では債券を多く持ち、回復局面においては株と不動産に移していくことができれば、優秀な資産運用のパフォーマンスを出せた、ということになります。
さて、ではROBO PROではこの期間、どのような資産を選んだのでしょうか?
コロナ・ショックにおけるROBO PROの挙動
コロナ・ショックの期間におけるROBO PROの挙動は、以下の通りです。
ROBO PROがサービスを開始した際には「株35%・債券45%・その他20%」。
その後、下落局面においては「株20%・債券70%:その他10%」。
回復局面においては「株25%・不動産10%・債券50%・その他15%」。
下落局面と回復局面において、それぞれ妥当な資産の組み替えを行っていることが分かります。
結果として、2020/03/01~2020/08/31におけるROBO PROの6ヶ月パフォーマンスは+14.9%と、同時期のS&P500パフォーマンスに匹敵する値となりました。
これは、株価が大きく動く場面におけるAIの有効性を示す結果と言えるでしょう。
ROBO PROのキャンペーン情報
ROBO PROでは現在、キャンペーンを実施中です。
「~2020/12/31までのキャンペーン期間中に、10万円以上の投資を実施」+「2021/6/30までに売却を行わない」の2条件を満たすと、下記の金額がプレゼントされる、というものです。
・10万円以上30万円未満:500円
・30万円以上50万円未満:800円
・50万円以上100万円未満:2,000円
・100万円以上150万円未満:3,000円
・150万円以上200万円未満:6,000円
・200万円以上300万円未満:10,000円
現在私は、ROBO PROで元本120万円を運用中。
これからも定点観測でパフォーマンスを観察しつつ、投資を積み上げていきたいと思います。