融資型クラウドファンディングに、新しい事業者が登場します。
まだ詳細な情報が全て分かっているわけではないのですが、まずは一報です。
オープン記念、Amazon500円プレゼントキャンペーンもありますので、興味のある方はどうぞ。私も早速登録してみます。
<目次>
新規事業者「バンカーズ」
新しい事業者の名前は、「バンカーズ」。
種別としては融資型クラウドファンディングで、2020年9月末に金融商品取引業の登録申請が受理され、10月末に登録を完了しています。
バンカーズが行う融資型クラウドファンディングは、会社の沿革や事業領域から考え、主に事業用資金を中心としたものになると予想されます。
実際、後述しますが最初の案件は「融資と商業手形割引を組み合わせた、日本初の融資型案件」となっています。
最近は不動産投資型の事業者は多く登場していましたが、融資型の事業者は久しぶり。
それだけに、どのようなサービスを展開し、他とどのような差別化をしてくるのか、個人的に楽しみです。
会社の沿革
今回関係するのは、融資型の事業者である「バンカーズ」と、その株主である「バンカーズ・ホールディング」の2社ですが、事業者のバンカーズの方が長い歴史を持ちます。
バンカーズの前身は、創業46年の歴史を持つ、貸金業者の「泰平物産株式会社」。
2019年に泰平物産がバンカーズ・ホールディングの100%子会社になり、同時に社名を「バンカーズ」に変更。銀行、証券、ノンバンク、IT業界での経験を有するメンバーが参画し、新しいスタートを切ったとのことです。
(出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000065796.html)
親会社であるバンカーズホールディングスは、令和元年8月に設立。資本金は2億5,100万円。
今年最初の決算を迎え、純利益は2650万円あまりの赤字です。
ビジネスを始めたばかりなので、決算についてはまだまだこれからということでしょう。
初回案件について
バンカーズの初回ファンドは、情報が公開されています。
・バンカーズ不動産・商業手形ファンド第1号
募集開始:12/15 12:00~
予定利率:3.59%~4.37%
運用期間:6ヶ月
募集総額:2,200万円
不動産コンサルティング業務を行う借手への資金融資(2,000万円)+バンカーズが行う商業手形割引(200万円)を組み合わせたファンドです。
ユニークなのは、資金融資の部分については想定収益が固定されている一方、商業手形割引については想定収益が変動するという仕組み。
商業手形が期間中割り引かれなければ、想定利率は3.59%になりますが、割引による収益が発生した場合は全て出資者への分配となり、最大で4.37%になるそうです。
これが、ファンドの予定収益率に範囲が設定されている理由です。
まだまだ詳細は公開されていないところもあり、近日中にサービス紹介のセミナーもあるそうですので、参加して話を聞いてみます。
内容はまた記事で紹介します。