融資型クラウドファンディングの「CAMPFIRE Owners」から、新案件が登場しました。
これまでも何回か紹介している案件ですが、改めて内容の紹介と、この案件が出るたびに感じているちょっとした疑問について書いてみます。
<目次>
カンボジア農家支援ファンド6号
CAMPFIRE Ownersから新たに登場したのは、カンボジア農業支援ファンド。
早くも6号の募集となりました。
・カンボジア農家支援ファンド6号
募集開始:募集中(~2021/1/13)
予定利率:6.0%(USD建て)
運用期間:10ヶ月
募集総額:2,000万円
【CAMPFIRE Owners 公式サイト】(広告リンク)
1~6号まで募集されていますが、すべての案件において同じ仕組みです。
その仕組みを紹介します。
案件の仕組み
投資家の資金は、CAMPFIREからカンボジアのJCF(JC FINANCE PLC.)に貸し付けられ、最終的にはカンボジア農家へ貸付が行われます。
(正確には、資金は農機ディーラーに渡され、農機が農家に渡されます)
この農機を使い、農家はより効率的な農業を行って収益を上げ、そして返済が行われることになります。
貸付先の農家の返済が滞っても、JCFが返済を行うことができれば、投資家の元本は損害を受けません。
貸付先のJCFは、カンボジア中央銀行から認可を受け、2018年に農家向けマイクロファイナンスのサービスを開始しています。
http://www.jcfinance.com.kh/index_ja.htmlwww.jcfinance.com.kh
ちょっとした疑問
JCFへのリコースローンで利率は6.0%ですが、米ドル建てになるので為替リスクがあることは注意です。
社会インパクトの側面もある投資ですので、私も資金に余裕があれば投資を検討したいと思います。
ところで、CAMPFIRE Ownersでカンボジア案件が出ると毎回思うのですが、このカンボジア案件は元々、社会インパクトを専門とするネクストシフトファンドで取り扱っていたものです。
そのネクストシフトファンドでは、カンボジアのみならずモンゴル、ジョージアなど世界の各地のマイクロファイナンスを取り扱い、私も最大で100万円弱を投資していました。
ネクストシフトファンドでは、2020年4月から新たな案件の募集が止まっていますが、再開に期待したいと思います。