融資型クラウドファンディングのプラットフォーム「FUEL(フエル)」から、新たなサービスが登場しました。
今回は、これまでの融資型になかった新たな仕組みも取り入れられています。
<目次>
CRE Fundingに続く第二のサービス
FUELは融資型クラウドファンディングのプラットフォームで、ファンドの組成の審査や運用中のモニタリングを行っています。
これまでFUELでは、東証一部上場の物流不動産会社、CREの案件を募集するCRE Fundingを募集してきました。
これに続く第二のサービスが、今回のFUELオンラインファンド。
実は上記のCRE Fundingについても、ドメインはFUELオンラインファンドのサブドメインです。
ということは今後、FUELオンラインファンドをコアとして、必要に応じCRE Fundingのようなサブドメインのサービスサイトが立ち上がるのかもしれません。
FUELオンラインファンドの特徴
FUELオンラインファンドでは、企業のファイナンスに対して投資を行うことができます。
これまで企業(特に上場企業)の事業への投資は、株や社債という形でしかできなかったところ、間接的にせよ融資という形が取れるところに、クラウドファンディングの意義があります。
FUELオンラインファンドは上記の通り、CRE Fundingと同じプラットフォームで動いていますので、すでにCRE Fundingへ会員登録をした方は、改めてFUELオンラインファンドに会員登録を行う必要はありません。
「JINUSHIビジネスファンドA号」の紹介
FUELオンラインファンドで初となる案件は、「JINUSHIビジネスファンドA号」です。
・JINUSHIビジネスファンドA号
募集開始:12/15 19:00~
予定利率:2.5%(*キャンペーン別途、後述)
運用期間:24ヶ月(利益配当は12ヶ月毎)
募集総額:3,000万円
「JINUSHIビジネスファンドA号」は、東証一部の「日本商業開発」が展開する「JINUSHIビジネス」への投資です。
JINUSHIビジネスというのは名前の通り、建物を所有せず、テナントと長期の事業用借地契約を締結し、長期の安定収益を生み出すことを目的としたビジネスです。
保全の仕組みと、ユニークな特徴
今回のJINUSHIビジネスファンドは、条件では「担保・保証無し」となっています。
これは本当に保全がないという意味ではなく、関係会社(地主フィナンシャルアドバイザーズ)が親会社(日本商業開発)に貸付を行う仕組みです。
投資ではなく貸付なので返済義務が生じ、日本商業開発へのリコースローンになります。実質、日本商業開発がデフォルトしなければ、投資家の元本が守られる可能性は高いでしょう。
また今回はユニークな特徴として、運用期間24ヶ月のうち12ヶ月以内の早期償還がある場合、利率が上乗せされるという条件が付いています(上記参照)。
募集枠は3,000万円と少なめ、後述のキャンペーンもあるのでおそらく大人気でしょう。
利率2.5%は少し寂しいように思いますが、募集枠が小さいことを考えると、まずは様子見の初回ファンドというところではないかと思われます。
2つのキャンペーン
FUELオンラインファンドのサービス開始に伴い、2つのキャンペーンが開催されています。
一つは、2021/1/31までに新たに「FUELオンラインファンド」に会員登録し口座開設を完了すると、1,000円の現金がプレゼントされるというもの。
ただし、すでにCRE Fundingで会員登録をしている場合は対象外となります。
「FUELオンラインファンドの登録方法」=「CRE Fundingの登録方法」なので、詳細は下記の解説記事をごらん下さい。
もう一つのキャンペーンは、2021/1/31までの投資金額に対し、1%がキャッシュバックされるというもの。
対象となるのはFUELオンラインファンドだけでなく、CRE Fundingも対象です。