不動産投資型クラウドファンディング、「大家.com」の話題です。
3号案件登場、しかしそれ以上に嬉しいのは、知りたかった情報がきっちり開示されるようになったことです。
この情報に気付く人がどれだけいるか分かりませんが、気付いた人は投資意欲が高まるでしょう。
<目次>
区分マンション×日本保証買取保証付き #3
新案件の概略を示します。
・区分マンション×日本保証買取保証付き #3
募集開始:2/17 12:30~
予定利率:7.0%
運用期間:12ヶ月
募集金額:2,500万円
今回の案件については、申し込み上限金額が一人20万円になりました。
想像するに、前回の1,500万円・7%案件に相当の資金集中があったのでしょう。実際私も投資できませんでしたし。
案件の詳細
物件は「ライオンズマンション稲毛宮野木・モリス大宮日進壱番館・ライオンズグローベル横濱鶴見」の3件複合とのこと。
所在地として掲載されている「千葉県千葉市稲毛区宮野木町1657-2」は、ライオンズマンション稲毛宮野木の住所です。
出資金額に対するネット収入の割合は10%を超えており、満室が継続する前提ではありますが、なかなかの案件ではないでしょうか。
「ライオンズマンション稲毛宮野木」の物件データは、こちらも参照して下さい。
物件の名前が分かれば、その名前で検索することで購入金額や賃料の目安を知ることができます。それによると今回の案件、かなりお得だと分かります。
知りたかったこと
今回の案件紹介、知りたかった情報が掲示されているため、個人的に高く評価しています。
その内容は、「劣後出資の割合」と「日本保証による保証金額」です。
本案件の優先出資額:2,500万円 劣後出資額:150万 買取保証額は2,500万円となります。(本案件の買取保証とは対象不動産に対しての買取保証となる為、法律で禁止されております元本保証にはあたりません)
買取保証のため元本保証ではない、というのは言い切っているあたり法的にはセーフなのでしょうが、うまいことやるなあというのが素直な感想です。
投資家の出資分は買取保証の枠内ですので、仮に不動産の価格が落ちても日本保証がデフォルトしない限り、事実上投資家の元本は守られます。そして出資総額に対して買取保証は全額ではないので、元本保証ではないというのもその通りです。
ただ見ての通り、投資家の優先出資枠は全て保証範囲なので、実質元本保証と同じようなものです。
人気が出そうです
私はこれまで、大家.com案件については「買取保証を過大評価すべきではない」と書いていましたが、今回のように優先出資枠に全て買取保証が付されているのなら話は別です。
実質、この案件がデフォルトして投資家の元本が毀損する可能性は、
①運用がうまくいかず、予定通りの償還ができない
②不動産の価値が落ちて売却しても2,500万円に達しない
③日本保証がデフォルトして保証が発動しない
の3条件を全てクリアしなければいけませんので、なかなか難しいのではないでしょうか(調べたところ、現在の不動産の価値は3物件合計で2,500万円を大きく超えています)。
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