融資型クラウドファンディングの「LENDEX(レンデックス)」から、異色のファンドが再登場します。
総合格闘技の「RIZIN(ライジン)」への融資を行うファンドです。内容を紹介します。
<目次>
RIZINファンド 4号
以下、ファンドの基本的な情報です。
・RIZINファンド 4号
募集開始:2/22 19:00~
予定利率:10%
運用期間:6ヶ月
募集総額:5,000万円
貸付先はRIZINの運営会社、ドリームファクトリーワールドワイド(以下、DFWW社)です。
案件の詳細
案件の詳細を紹介します。
無担保で代表者の連帯保証付き、公正証書付きです。
総合格闘技はコロナ下で観客を集められない中、厳しい運営状況が続きますが、RIZINでは秋から予定されているフェザー級GP、無観客で行われるStudio RIZINやYoutuberを絡めた企画など、新しい動きを次々に行おうとしています。
今回の融資は、DFWW社の運用資金として利用されます。期間が6ヶ月と短いことから、つなぎ資金かあるいは短期間の返済→再借入を行っていく仕組みだと思われます。
利率10%期間6ヶ月と、高利率・短期間案件で人気が出ると予想しますが、もちろんリスクもあります。
次で紹介します。
案件のリスク
貸付額は5,000万円で、利率は現在の融資型クラウドファンディングで最高峰の10%。
大人気になることが予想されますが、もちろんリスクがありますので正しく認識しておくことが必要です。
最大のリスクは、無担保であること。
代表者連帯保証と公正証書は取っており、かつ案件がデフォルトするようなことがあればRIZINそのものの存続が危ぶまれますので、貸付先のDFWW社が吹き飛ばない限りは元本は戻る可能性が高いと思います。
実際これまでの1~3号案件では予定通りの償還となっていますし、私も1号案件には投資しました。しかし、無担保であることでリスクが上がっているのは確かです。
またDFWW社が純資産マイナスであり、実質的に借金でしのいでいる状況です。コロナ騒ぎが収まれば総合格闘技の潜在需要はありますが、今の足下ではまだ状況は楽観視できません。
DFWW社が吹き飛ぶ可能性は私見では低いと思いますが、万が一の場合は常に考えるべき案件です。
高利率のみに注目した投資判断を下すのは、少々リスクが大きな案件ではないかと考えます。
(ちなみに私は手元資金の投資先はすでに決めているので、今回は見送ります)