不動産投資型クラウドファンディングの話題です。
募集が予定されている案件の紹介ですが、片方の案件は劣後出資の比率が驚きの70%。
「不動産の価値が70%落ちても投資家の元本が損害を受けない」という案件がなぜ募集されるのか、推測も交えて書いてみたいと思います。
＜目次＞
劣後出資×保証付きの不特法事業者
今回紹介するのは、「大家.com」。
不特法（不動産特定共同事業法）に基づく、不動産投資型クラウドファンディングの事業者です。
通常の不動産投資型クラウドファンディングと同様、優先劣後方式（＊）を採用している事業者で、かつ保証会社による買取保証が付いている特長があります。
＊投資家の出資を優先、事業者の出資を劣後として、不動産の価値が減る場合は事業者の出資から削れていくことで、投資家の資産を保全する仕組み
保証会社による買取保証は元本保証ではありませんが、実質的には元本保証になるというのがポイントです。
詳細は下記の記事にて。
4号＆5号案件登場
大家.comでは、以下の日程で4号、5号案件が次々と募集されます。
いずれも優先劣後方式、かつ日本保証による買取保証（実質的には元本保証）が付いています。
・区分マンション × 日本保証 買取保証付き ＃４
募集開始：3/19 12:30～
予定利率：5%
運用期間：12ヶ月
募集総額：750万円（投資上限 一人10万円）
保全など：劣後出資比率約17%、買取保証750万円（実質元本保証）
・（仮称）グローベルIOT新築アパート×日本保証 買取保証付き＃５
募集開始：3/22 12:30～
予定利率：5%
運用期間：5ヶ月
募集総額：4,500万円
保全など：劣後出資比率約70%、買取保証4,500万円（実質元本保証）
何と言っても目を引くのは、5号案件の劣後出資比率70%という高さ。
劣後出資比率70%ということは、不動産の価値が70%減少しても投資家の元本は守られる可能性が高いということで、なぜこんなことになっているのかを推測を交えて書いてみたいと思います。
カギは不動産開発案件？
案件の説明では、劣後出資が多いことについて以下のように書かれています。
簡潔に言えば、案件が「（仮称）グローベル 十日市場」の不動産開発であるため、リスクを低減して投資家の安心を得るために劣後出資の比率を上げた、ということです。
本案件では投資家の皆様の開発案件への不安低減を図るためにグローベルスの劣後出資比率を70.4％、優先出資比率（募集金額）を29.6％とし、買取保証付きとする事で大家 .com初の開発案件への投資家の皆様の敷居を下げ、より幅広い不動産投資を体験していただける案件となります。
これは事実でしょうが、同時に「不動産開発案件のリスクのため、日本保証による保証枠を多く設定できなかった」こともあるのではないか、と推測しています。なので、保証枠が足りない分は全部劣後出資にしたのでは？ と当てずっぽうですが考えています。
いずれにせよ、大人気になるでしょう。私も投資したいと思います。
大家.comへの会員登録は、下記の記事で紹介しています。
（会員登録方法）
www.sallowsl.com
また、大家.comへの投資をするなら、運営会社の親会社であるグローベルス社の株を購入しておくと利率がアップしてお得です。詳細は下記の記事をどうぞ。
（参考記事）
www.sallowsl.com