株式投資型クラウドファンディング(ECF)の話題です。
マザーズに上場しているZUU社の関係会社が運営するECF、「ユニコーン」で登場した案件の話題です。
あわせて、投資「以外」のECFの利用方法も紹介します。
<目次>
投資「以外」のECFの利用法
株式投資型クラウドファンディング(Equity CrowdFunding:ECF)に興味を持つ方は、ほとんど・・・というかそれが当たり前ですが、ベンチャーやスタートアップ企業への個人投資を検討しています。
それに加えて私が考えているのは、知識を得る場所としてECFを利用する方法です。
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ECFに登場する企業が生み出すモノやサービスは、だいたいその分野において先端のものであることが多いです。
それらのビジネスを掘り下げていくことで、多くの知識を得るチャンスが生まれます。すぐには役に立たない知識かもしれませんが、知識と資産は無駄になることはないと考えています。
そういった先端ビジネスを学ぶ場所として、今すぐに投資をする予定ではなくとも、株式投資型クラウドファンディングの事業者に会員登録をし、知識を得られる体制を整えることが大事だと思います。
第20号案件「yui」は、デジタルギフトサービス
ECF事業者「ユニコーン」で登場する第20号案件は、「株式会社yui」。生活の上では欠かせない、「ギフトを贈る」という行程をデジタル化するサービスです。
結婚式の引き出物は重く持って帰るのに邪魔になる、またカタログギフトはどれも同じようなもので個性が表現できず、調達コストがかかったり、在庫が豊富な定番商品しかカタログに掲載できないなどの問題が発生しています。
これらの問題を解決し、個性が反映できるオリジナルのデジタルギフトを贈るのが「yui」のサービス。贈る人は自分たちが贈りたいものを選び、受け取った人はその中からギフトを選ぶ、というサービスです。
また、コロナ禍で結婚式の市場が急激に縮小している事を受け、法人ギフト市場への参入も実施。
日本のギフト市場は2018~2023年の5年間で10%程度しか伸びていませんが、eギフトは2倍以上伸びる予想とのことで、潜在的なパイは大きそうです。
DCF法によるバリュー計算
今回の株式募集は、1株16,000円で目標募集額が13,056,000円(816株)、上限が40,032,000円(2,502株)。
この募集価額が企業価値に対して割高かどうか、DCF法で計算してみます。
*あくまでも参考ですので、ベンチャー企業の企業価値をDCF法で測るのが適切かどうか、という論はおいておきます。
上記の事業計画から、DCF法による企業価値を算定してみると、以下のようになりました(割引率は5%)。
結果、5年目までのDCFは累積で3億3,379万円。今回のECFで最大調達した場合、調達後のバリューは1億9,939万円となりますので、この方法による算定では「企業価値に比べれば、調達バリューは割安」ということが言えると思います。
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