不動産投資型クラウドファンディングの「WARASHIBE」から、最高利率のファンドが登場。
利率10%は不動産投資型では破格の利率となります。
同時に、ここまでの利率は背景が分からないとちょっと不安なもの。内容と、メリット&リスクを紹介します。
<目次>
神奈川県 武蔵新城1ファンド
WARASHIBEは、株式会社SATASの運営する不動産投資型クラウドファンディングです。
運営会社や基本的な情報、特長については下記の記事をごらん下さい。
今回募集されるのは、「神奈川県 武蔵新城1ファンド」。
・神奈川県 武蔵新城1ファンド
抽選期間:3/29 17:00~4/28 13:00
予定利率:10%
運用期間:6ヶ月
募集金額:1億3,400万円(後述)
南部線の武蔵新城駅近く、ICなら京浜川崎IC近く。
私には土地勘はありませんが、周囲は住宅地といった感じです。
メリットとリスク
本案件で最大の特長は、不動産投資型クラウドファンディングとしては破格の利率10%。
通常の不動産投資の利回りを考えると、皆無とは言いませんがかなり高い利回りになります。
その理由の一つは、10%の内容が「インカムゲイン3.5%+キャピタルゲイン6.5%」であること。賃料だけなら3.5%ですが、売却益を6.5%見込んでいます。
インカムゲイン部分は、社宅として企業との一括契約をしていることから固い利率だと思いますが、キャピタルゲイン部分については流動的である点には注意が必要です。
(と書きつつ、私個人は楽観的に見ていますが)
WARASHIBEの場合、案件申し込み後のキャンセルが可能(手数料3,000円+税)なので、クラウドファンディングのデメリットである流動性も抑えられていると思います。
以上を考えると、最大の問題は募集額が1億3,400万円と言いつつ、実際は優先募集ですでに7,500万円が集められていて、一般枠は5,900万円しかないことだと思います。
WARASHIBEの狙い
WARASHIBEの運営会社は、株式会社SATAS。
1999年創業で、最初は不特法事業の免許取得サポートや運用アドバイザーから始まり、その後に不動産業に参入。「ゆうゆう倶楽部」の販売・運用、不動産の各種業務を行ってきた会社です。
不動産投資型クラウドファンディング「WARASHIBE」の開始は2019年からとのことです。
不動産業者が相次いで不動産投資型クラウドファンディングに参入する理由は、「すでに個人向けに不動産業を行っている事業者が、潜在顧客の発掘を狙う」、もしくは「個人向けの不動産業をあまり行っていない事業者が、事業領域の拡大を狙う」場合が多いように思います。
WARASHIBEがいずれの理由か(どちらも、というのもあり得ますが)を判断するにはもう少し様子見が必要です。
ただどちらの理由にせよ、クラウドファンディング事業が失敗すれば本業にも影響があるわけで、案件を失敗させないモチベーションにつながり、そのため安全性が高い案件だと考えています。
小口不動産投資に興味のある方は、下記のリンクから登録いただければ幸いです。