不動産投資型クラウドファンディング、「ぽちぽちFUNDING」の紹介です。
サービス開始から第4号となる案件が登場しました。しかもまさかの条件で。
価格が妥当かどうかなども含めて、内容を紹介します。
<目次>
ぽちぽちFUNDING4号:トーア駒込
株式会社アイディが運営する不動産投資型クラウドファンディング、「ぽちぽちFUNDING」で第4号の案件が公開されました。
・ぽちぽちFUNDING4号:トーア駒込
募集開始:4/1 12:30~
予定利率:5.0%
運用期間:約6ヶ月半(199日)
募集総額:996万円
劣後比率:20%
備考:先着式、募集確定後振込
第4号案件「トーア駒込」の対象は、豊島区にある賃貸中の区分マンションです。
予定利率5.0%で運用期間は6.5ヶ月とほどよく、募集総額は1,000万円弱。
しかも先着式です。
第1号ファンドが先着式で募集されて以来、第2号・第3号は続けて抽選式だったのでこのまま抽選で行くのかと思いましたが、ここにきてまさかの先着式へ逆戻りになりました。
物件の紹介と、価格の妥当性
対象不動産の「トーア駒込」の住所は「東京都豊島区駒込一丁目10番13号」。
JR山手線・東京メトロ南北線「駒込」駅から徒歩4分の場所にあるマンションで、物件情報によるとワンルームから3LDKまで、様々な部屋を揃えているようです。
築年月は1978年4月、12階建て、総戸数は138戸とのことです。
(引用元:https://suumo.jp/library/tf_13/sc_13116/to_1000995999/)
本案件の募集金額は996万円で劣後出資比率は20%、ということは事業者の出資分を含めた総額は1,250万円。
一方で住宅情報サイトによると、同程度の面積を持つ部屋が1,750万円で売り出されていますので、今回募集される価格は妥当なものだと思われます。
ぽちぽちFUNDINGは、会員登録をすればメールで募集予定の案件等の情報を、いち早く得ることができます。
会員登録の方法は下記の記事で詳しく紹介していますので、参考にして下さい。
ぽちぽちFUNDINGの利点と欠点
ぽちぽちFUNDING最大の利点は、不動産投資型クラウドファンディングには珍しく「解約可能」であること。
解約手数料がかかること、利金の受け取り権利がなくなることから、解約すると元本割れを起こすことになりますが、クラウドファンディング投資の問題点である流動性の低さをカバーすることができるのは大きな利点です。
一方でもう少し改善して欲しいところは、出資に伴う資金拘束の長さ。
例えば今回の案件のスケジュールは、下記の通りです。
募集開始~運用開始が2週間程度なのは標準的ですが、運用終了~払い戻しが1ヶ月あり、合計で資金拘束期間は1.5ヶ月。
利息の発生する期間が6.5ヶ月であることに比べるとかなり長く、実質的な利率が落ちることには注意が必要です(ざっくり計算すると、表面利率5.0%に対して実質利率は4.1%程度まで下がります)。