今後のサービス継続について、懸念する報道も一部で見られたSBIソーシャルレンディングから、2021年4月の償還がありました。
償還された金額や、案件ごとの状況について紹介します。
<目次>
償還総額は2,271,626円
(SBISLからのお知らせメール抜粋)
4月のSBIソーシャルレンディングからの償還は、総額で2,271,626円となりました。
うち、利益は税引後で19,302円です。
償還前の時点で、SBIソーシャルレンディングには930万円ほど投資をしていましたから、およそ1/4にあたる金額が償還されたことになります。
いつもの月の償還から考えるとかなり多いのですが、何か変わったことがあるのか中身を見てみます。
償還前後の一覧
以下、私がSBIソーシャルレンディングで投資をしている全案件です。
償還前で19案件(9,283,746円)あり、うち11案件が償還、3案件は全額償還されました。
次に、内容を詳細にみていきます。
大量償還の理由
投資額の1/4が償還されるという状況、ぱっと考えたのは一部報道にあった、SBIソーシャルレンディングがレンディング事業から撤退するかも? という情報です。
(関連記事)
www.sallowsl.com
報道の真偽はさておき、火の無いところに煙は立たぬ理論から言えば、幕引きを図って償還を急いでいるというのはあり得る話です。
詳細を見ると、大量償還の理由は「カンボジア・モビリティローンファンド」が一斉償還されたことです。
逆に言えば、カンボジアローンファンド以外の償還は70~80万円程度と、投資額に対して決して多い額ではありません。あくまでも、カンボジア案件だけがイレギュラーだったわけです。
カンボジアの貧困解決に用いられているこのファンドですが、これまで一度も部分償還もなかったのに、満期まで1年以上を残して突然の償還。
これがSBISLの撤退懸念と関係があるのか、それは投資家には明かされないことでしょうが、興味は尽きません。