maneoの遅延案件の話題です。
BIT(不動産競売情報サイト)を眺めていたのですが、おそらくmaneo宝塚案件と思われる物件を確認しました。
内容を見てみましたが、とりあえず貸倒行き決定です(笑・・・えない)
<目次>
宝塚案件
元々の宝塚案件は、以下の通り「宝塚市の約5,520m2の土地が担保」「TAS評価3億4,910万円」「貸付金額2億5,000万円」というものでした。
不動産を取得後介護施設の建築計画を立案し、事業者に売却する予定でしたが、資金繰りの悪化や各種条件が重なって遅延に至り、2021年3月の競売では不売となりました。
競売が不売というところで嫌な予感はしていましたが、今回再度競売入札に出てきたことで、情報を捉まえることができました。
おそらくこの物件です
おそらくこの物件だろうと思われるものが、競売情報に掲載されていました。
宝塚市の土地、面積は5,528m2とほぼ同じ、さらに2021年3月に不売で2021年6月に再度競売になっていることから、ここまでの条件が揃えばこの土地だと判断しても間違いないと思います。
「入札者がなく不売」になったことで、どうせ曰く付きの土地だろうとは思っていましたが、これはなかなか。
住宅地の片隅にある荒れ果てた土地と言った印象で、一部には斜面もあるようです。
貸倒にしまっておきます
地目:山林・一部雑種地、用途地域:第一種低層住居専用地域。
BITの情報によると、「草木で覆われたアスファルト舗装道路が一部に見られる、開発途中の急傾斜地及び雑木林」とのことで、宝塚市役所によると開発許可は無く、開発や宅地造成の申請もなされていないとのことです。
ちなみにこのTAS評価ですが、標準画地価格(公示価格×各種補正)に面積を掛けただけのようで、急傾斜地及び山林である補正は入っていないようです。
つまるところ開発が完了したことを前提する評価額で、現状を適切に表しているとは言えません。
現状はパルティール社への回収業務を委託した後に、貸付先の代理人弁護士から融資の経緯確認、遅延損害金の支払停止が行われており、パルティールとは係争関係にあるようです。
元本が大幅に毀損することは避けられそうもないですし、かなり長引きそうな案件ですので、この案件は貸倒扱いで一旦落とし、後で回収できるようなら収入として計上しようと思います。
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