以前に、FIRE導火線に着火しましたという内容の雑記を書きましたが、その続編となります。
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<目次>
これまでのあらすじ
今までの件を簡単にまとめますと、以下のようになります。
①「フルタイムで働く必要が無くなったから」という理由で退職を申し出
(とは言え引き継ぎの間はいるよ、と申し添え)
②上司は当初信じてなかったようなので、データを示す
③慰留される
本来ならデータを示す必要や、引き継ぎが終わるまで在職する必要も無かったのですが、会社に迷惑をかけることが分かっていて強行するほど会社を嫌いでもないので、このくらいの落とし所としました。
もちろん私に迷惑がかかるようなら、会社への迷惑は気にしませんが。
会社より自分。会社が個別の従業員よりも全体を優先するのが当然のように、個別の従業員は会社よりも自分を優先するのが当然で、それでこそフェアというものです。
2回目の面談
先日2回目の面談があり、例によって慰留されましたので突っぱねておきました。
色々と話はあったのですが、最終的には以下のようになりました。
①最長、後1年程度で辞める。会社にこれ以上貢献するつもりはないので、その間の評価はどうなっても気にしない。
②その代わり、新しい仕事や気に食わない仕事持ってきたら出来映えは期待するな。引き継ぎは行うが、引き継ぎを用意するのは会社側。
③在宅勤務を特例で許可。
会社との交渉に勝敗というものがあるとすれば、ほぼ完全勝利でしょう。
②については上司から「仕事のえり好みをしても、業務命令というものがあって・・・」と、予想された内容の言葉が出てきました。
なのでこちらも、「業務命令は就業規則に基づくもので、その就業規則は1ヶ月で辞められると書いてありますが?」と返しておきました。シミュレーション通りです(笑)。
実際のところ、新しい仕事のサポートくらいはしないといけないでしょうが、面談の席でここまでクギを刺せれば、私としては御の字です。
属人化×在宅勤務、の意味するところ
私は会社の中では何でも屋で、人があまりやりたがらない仕事を引き受けて属人化することで効率を上げ、「こいつが辞めると代わりを探すのが面倒」という立場を作ってきました。
「何でも屋と属人化の組み合わせ」というのは一見すると局所最適に見えますが、実際のところ組織にとっては劇薬で、その人間が辞職を決めた時に組織と個人の力関係が逆転する危険性を秘めています。
従業員に生意気を言わせないためにも、会社は「偉そうな事言うんやったら、辞めてええんやで?」という切り札を残しておく必要があります。「何でも屋×属人化」という人間が組織の中に存在してしまうと、その切り札が覆りかねません。
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おまけに今回、在宅勤務をもぎ取ったことで、「属人化×在宅勤務」という「混ぜるな危険」の組み合わせが成立してしまいました。
属人化された何でも屋の業務は、たとえ上司でも把握することが困難で、これまでも私には一定の裁量が与えられていました。
そこに在宅勤務が重なることで、「結果さえ出ていれば仕事する必要もないし、どこでも(温泉でも)仕事できる」という環境が整ったわけです。ワーケーション万歳。
こうなることを望んで色々進めてきましたが、ここまでハマるとは。嬉しい誤算でした。
ゆるリタイア以上、セミリタイア未満?
私の提唱&実践している「ゆるリタイア」は、
・FI(財政的独立)を目指す
・「こいつが辞めると代わりを探すのが面倒」という立場を作り、会社と対等になって気楽に働く
を同時に行う、何でも屋ならではの手法です。
別の表現をすれば、仕事を辞めることによる自分へのダメージより、会社へのダメージを大きくする取り組みとも言えます。
今回、面談で上記の内容で働くことが了承(イヤイヤ黙認?)されましたので、ゆるリタイアはそろそろ仕上げの時期となりました。
セミリタイアにはまだ及びませんが、精神的には既にリタイア。会社仕事も週2~3回の出社でOK。(しかも給料は満額支給)
区切りが良く分かりやすいからか、世の中ではFIREが良く話題にあがりますが、働き方が千差万別のようにリタイアの形も千差万別でしかるべき。
私は私のスタイルで、FIREまでの気楽なモラトリアムを楽しみたいと思います。
ゆるリタイアもクラウドファンディング投資も、万人受けはしませんがハマる人には最適解となり得ます。
興味がありましたら、ツイッターなどでお気軽に質問をどうぞ。答えられないことはありますし広告への誘導はするかもしれませんが、嘘をついたりサロンやLINEへの誘導をしないことはお約束いたします。