ソーシャルレンディング投資記録(新)

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【所感】ソーシャルレンディングの行方と新たな類型



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先日、融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)の界隈で衝撃的なニュースがありました。

そのニュース自体は機微な内容のためブログで取り上げることはしませんが、ソーシャルレンディングの今後について思うところを記事にしていきます。


<目次>

 
 

旧来のソーシャルレンディングは一区切り


 ソーシャルレンディング投資記録


まず一つ言えるのは、旧来のソーシャルレンディングが一つの区切りであること。


これまで融資型で起きてきた問題を考えても、「営業者の関係会社や、営業者の経営陣等と関連のある会社の事業に対する融資」では、営業者と融資先との利害相反を回避することはできません。

結果としてこのようなサービスが限界を迎えているのは、おそらく間違いないでしょう。


とは言え融資型のサービスが開始されてから10年余り、ソーシャルレンディングが何も変わらかったわけではありません。

今後の融資型が向かっていく方向を、いくつかの類型で紹介したいと思います。
 
 

新しい融資型の類型


現状の界隈において、どのような融資型があるのか、類型を紹介します。

(あくまでも本記事作成時点の情報を元にした内容となります。また全ての営業者には、私自身が実際に投資しています)

上場企業+リコースローンタイプ


営業者が事業を(ほぼ)行わず、上場企業を中心とした企業に対し、リコースローン(貸付先の全財産が返済原資となるローン)で貸付を行うもの。

上場会社の債券に近い性質を持ち、安定度が高いと推測される代わりに利率は抑えられている。


企業側の資金調達手段の多様化や、投資を通じた投資家との関係性作りに利用される。営業者の例は、Funds(ファンズ)やCRE Funding。


Funds
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不動産特化タイプ


名前の通り不動産に特化し、かつ信頼のおける第三者や上場企業により不動産を適正に評価することにより、不動産の価値を裏付けとしたファンドを組成する営業者。

営業者の例は、上場企業の運営するOwnersBook(オーナーズブック)や、上場企業+物流不動産のCRE Funding、第三者査定を取り入れているLENDEX(レンデックス)など。



 
 

貸金業者タイプ


貸金業者が自らの貸金業のネットワークを生かし、その一部でファンドを組成するもの。

本業としての貸金業の方が規模が大きいために、ファンドでリスクを冒す必要がない。また、ファンドを組成した相手に営業者も貸し付けているなど、セイムボート性もある。


営業者の例は、ジャルコHDの関係会社が行うJ.LENDING(ジェイレンディング)や、沖縄発で軍用地案件もあるPocket Funding(ポケットファンディング)など。



 
 

ガバナンス重視タイプ


融資先の事業に対して、役員を派遣するなどガバナンス(統治)を効かせ、事業の進捗を監視下におく営業者。

例としてはクラウドバンク。先日最大手の融資型営業者が不祥事を起こした案件と同じ貸付先が関与していたが、ガバナンスが有効だったかどうかの違いにより、クラウドバンクでは(今のところ)影響を回避している。


クラウドバンク
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SDGs(社会インパクト)重視タイプ


SDGs(持続可能な開発目標)、あるいは社会インパクト投資を重視するタイプ。

ただしこれらの案件は海外案件が多く、カントリーリスクや為替リスクなど個別に検討するべき点は多いことに注意。



 
 

投資方針は変わらず


私の投資方針はこれまでと変わらず、投資型のクラウドファンディングをメインとして投資し続けます。


不動産投資型のクラウドファンディングが、ガバナンスの強さや優先劣後(セイムボート)により、投資家と営業者の利害が一致しやすいのはまちがいありません。

しかし私の場合、不動産投資型と同様融資型にも引き続き投資を行うつもりでいます。


不動産投資型だけでは当然ながら、投資対象が不動産のみになりバラエティに欠けるのが理由の一つ。

何よりもクラウドファンディング投資家を名乗っている以上、様々な手法に幅広く、楽しみながら投資を行っていくのがマイルールです(もちろんこれは、他者に勧めるものではありません)。
 
 

おわりに:ブログの名前について


もしも私のポートフォリオで、不動産投資型クラウドファンディングが安定的に過半を占めるようになれば、その時はブログ名称を変えるかもしれません(今はせいぜい3割なので、あるにしても近い将来ではないですが)。

それまでは、クラウドファンディングを知るきっかけとなったソーシャルレンディングを、引き続きブログの名前として掲げて情報発信を行っていこうと思います。


引き続きのご愛読、ご愛顧をいただければ幸いです。
 



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