融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)の「バンカーズ」の紹介です。
バンカーズにおける案件の利点、欠点のまとめと、キャンペーン情報をまとめます。
<目次>
利点①:案件の透明性
バンカーズの最大の特長は、これまでのソーシャルレンディングにあった「案件が見えにくい」という点の排除です。
スキーム図は分かりやすくまとめられており、ログイン後の会員限定ページでは借り手企業の実名、B/S、P/Lも公開されています。
なぜクラウドファンディングで融資を行うのか、という点についても、内容を読めば理解できるようになっています。
融資先の信用力や担保・保証の固さを定量化しているのは、他の融資型サービスにはない独自の取り組みであり、透明性を担保する手段として評価できると思います。
利点②:リコースローン
バンカーズのもう一つの特長は、リコースローンであることです。
リコースローンは借り手企業の全財産が返済原資になるような融資のことで、対象事業のみが返済原資となるノンリコースローンに比べ保全が強固で、関連する企業の倒産などが起きても資金が守られる場合が多くなっています。
バンカーズばかりでなく、最近の融資型ではリコースローンの案件が多くなってきました。
過去にはノンリコースローンであることに起因した問題が起きている中、これは自然な流れだと思います。
利点③:社会性と手形割引
バンカーズでの融資対象は、中小企業への支援や地域医療機関への支援など、社会性のある案件が多いのが特長です。
投資に社会性は必須ではありませんが、SDGs、ESGといったものが重要視される中、個人投資家がこれらの動きと無関係というわけにもいきません。
投資によるリターンに加えて社会貢献ができるなら、投資家冥利に尽きるというものですし、投資という手段であっても社会貢献を行うことは褒められこそすれ、貶される道理がない行為であり、それこそ誇ってもいいでしょう。
どうせ全ては偽善ですから、やらぬ善よりやる偽善です。
またバンカーズでは、融資に加えて手形割引を組み合わせることで、利率が変動するというユニークな仕組みがあります。
手形割引がなければ利率の上積みはありませんが、ちょっとしたボーナスのように楽しむことができるでしょう。
(手形割引メインの案件ができないのか聞いたことがありますが、どうやら現行法では難しいらしいです)
一方で欠点もあります
バンカーズでの投資を行う際、最大の問題になるのは利率でしょう。
最近では不動産投資型を中心に高利率案件が続出する中、2~3%という利率で勝負するのは厳しいものがあります。
詳しく言えば、「キャピタルゲインのある不動産を所有していれば高利率が出せる」不動産投資型と、「融資利率だけが利息原資となる」融資型では仕組みが異なるのですが、投資家にとってその違いを説明することはあまり意味がありません。
投資家が見るのは安全性であり、投資条件であるからです。
また、不動産投資型の一部サービスにある「投資途中での解約」が融資型ではできないことも、人によっては心理的ハードルになるでしょう。
融資型の仕組みの中でこの課題をどうクリアしていくか、今後の動きに注目しています。
キャンペーン情報
バンカーズでは9月末まで、新規登録でもれなくAmazonギフトが2,000円分もらえるキャンペーンが開催されています。
投資するかどうかはともかく、興味がある方はお気軽にどうぞ。
(バンカーズ 会員登録方法)
www.sallowsl.com