ソーシャルレンディング投資記録(新)

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【追記】ECFの「株主間契約」に思うこと



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先日、ECF(株式投資クラウドファンディング)の事業者で「株主間契約」の中身が変更されたことについて、所見を記事にしました。

今回はその追記となります。元記事より辛口になっていますので、お気を付け下さい。


<目次>

 
 

コメントをいただきました


(前回の記事はこちら)
www.sallowsl.com


前回の記事に、以下のような趣旨のコメントをいただきました。ありがとうございます。

「資本を持っている方が優位に立つ」のが資本主義の大前提として、現在のECFでは
 
・投資者一人当たり、年間一社につき50万円の投資上限規制
・企業側の、年間発行総額の上限1億円規制
 
という規制により、投資家側も企業側もECFの金額上限が定められている。
この状況では、VC(ベンチャーキャピタル)等の機関投資家の優位性は揺るがない。


このコメント、私も同意します。

より大きな資本を持つ者が、より強く我を通すことができるのが資本主義のルール。

しかしECFにおいては個人が投資できる上限額も、企業が募集できる上限額も規制されており、この規制がある中ではVCの優位性は揺らがないでしょう。


今回はこの規制の今後と、推測を交えた(推測だらけの、かもしれませんが)私見を書いていきたいと思います。あくまでも私見であり、事実でない可能性も多分にあることをご承知おきください。


(CAMPFIRE Angelsのキャンペーン記事)
www.sallowsl.com
 
 

規制は緩和方向にあるが、牛歩


まず先ほどの「一人年間一社50万円」+「組成案件1億円」というECFへの出資や案件組成ですが、これは現在緩和傾向にあります。


ただ緩和傾向とは言っても、その歩みは牛歩と言わざるを得ません。


(参考)
www.nikkei.com


金融庁「出資先企業の破綻リスクを懸念した」と説明しているようですが、ここでちょっと腹黒なSALLOW・黒ウサギモードを発動して、金融庁の本音を類推してみました。

また同時に、投資家として緩和の動きを加速するためには、どんな対応を取るべきなのかも導いてみます。
 
 

いつでも彼らはそう言います


 ソーシャルレンディング投資記録


当局が投資関連の様々な規制を緩和しない理由は、ほぼ全て判を押したように「投資家保護」「リスクを懸念する」というものです。

これは嘘ではありませんし、騙しているわけでもありません。

ただ世の中はたいていそうであるように、真実や本音の全てではないだけだと思います。


一般論として、勤め人ができれば避けたいものは「余計な仕事が増えること」「責任を負わされること」です。


それを踏まえて先の「投資家保護」「リスクを懸念する」という理由を見ると、「余計な仕事と責任を増やすな」という本音が見て取れるように思います。

規制を緩和すれば、投資家の選択肢は増えるでしょうが、同時に質の悪いサービスや素行の悪い者が流入してくることも十分に考えられます。それで何か事件が起これば当局の仕事は増えますし、もしかするとやり玉に挙げられてしまうかもしれません。

そんなリスクがあるなら、規制したままの方がいいのではと考えるのは自然なことです。


*これは、当局が金融サービスの発展を希求していない、という意味ではありません。
何事もバランスというもので、責任を取らされ、やり玉に挙げられ批判にさらされても緩和に邁進しなければならないほどの自己犠牲を、当局に求めるのは筋違いだということです。同じ立場に立って考えれば、自明の理ですが。
 
 

投資家は何をすればいいのか?


先ほどの勝手な想像を元に、もう少し考えを進めます。

当局の本音が「余計な仕事と責任を増やすな」だったとして、では例えばECFの投資家は、規制緩和に向けてどんな行動ができるのでしょうか?


例えば事業者ができる行動はもちろん、「まちがいのない案件を組成すること・素行の悪い企業をECFに入れないこと」です。


そして投資家の行動は、「投資は自己責任」という大原則に立ち返り、例え投資で失敗したとしても「泣かない・喚かない・他人のせいにしない」を徹底することだと思います。

当然ですが、ECFの本質は投資です。ECFだからといって甘えることはできませんし、夢を見すぎることも適切ではないと思います。

応援の気持ちで出資したとは言え、投資の失敗は自分の責任以外の何物でもありません。


そして投資の失敗を他責にしようとするのは、過度なリスクを取った場合の典型的な症状です。


(関連記事)
www.sallowsl.com
 
 

自分だけの問題じゃない。それが難しい。


 ソーシャルレンディング投資記録


一番難しいのは、先の「投資は自己責任」、「泣かない・喚かない・他人のせいにしない」という行動は、自分一人の問題ではないという点です。


自分はきちんと行動できていたとしても、投資家の中に不心得な者がいれば、「面倒がないように、やっぱり規制しておこう」と外部から思われてしまう可能性があるわけです。


「そんなのは質の悪い投資家だけの問題だ」と言いたいところですが、コミュニティの外から見たら何の違いもありません。弁えている投資家も不心得な輩も、外から見れば等しく同じ市場参加者であり、外部はそれら全体を見て判断するからです。


(関連記事)
www.sallowsl.com


ECFだけを悪く言うつもりはありません。他のクラウドファンディングでもひとたび遅延や貸倒が起きれば、自分のことを棚に上げて放言する輩が現れるものですし、それは株でも何でも同じことです。


そういった輩を外部に頼ることなく、コミュニティの中で粛正(もう少しマイルドな言い方をするなら、排除と放逐)しなければ、コミュニティ全体がそういう属性だと見なされてしまう可能性があります。

樽一杯のワインの中に一滴の汚水を入れれば、樽一杯の汚水ができあがるという理屈です。


投資家は規制緩和を主張する前に、「集合体としての自分たちは、外からどう見られているか」を気にしておくべきでしょう。
 
 

まとめ:私なりのECF投資


諸々を踏まえて、私の所感です。


私にとってのクラウドファンディング投資は、日々の値動きが無くインカムゲインを得られるところが最大の魅力ですので、ECFは主たる投資対象とはなりません。


しかし同時にマイルールに従い、「ロマンとワクワク」がある案件にはこれからも投資していきたいと思いますし、もしセカンダリー市場が登場すれば、儲かりそうな案件にも投資を広げていく可能性があります。


当然ですが、出資した以上は資金が泡と消えても自己責任であると弁えていますし、他責にするような発言には否定的な態度を取るつもりです。それが、ECF全体の発展のために重要だと思います。


今回の株主間契約の変更は、ECFが資本主義ど真ん中の「投資」であることを再度意識させる、良いきっかけになったのではないかと思います。

願わくは今回の件が、ECFをより良い方向、より適切な方向に向かわせる契機になればと願います。


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