AI搭載のロボットアドバイザー、「ROBO PRO(ロボプロ)」の話題です。
2021年9月の月例ポートフォリオ変更と、ROBO PROの運用会社の買収の話題について。
<目次>
9月のポートフォリオ変更
ROBO PROのポートフォリオは、原則として1ヶ月に一度変更となります。
(相場が大きく動いた場合は随時変更)
2021年9月時点のポートフォリオは上記の通り、見覚えのない資産が登場しています。
これまでの資産クラスの推移を6ヶ月分示したのが下記の表。
実際にはこの前、記録を取り始めた2020年10月から、不動産アセットは一度も顔を見せていません(サービス開始の初期の頃はあったと記憶していますが)。
見たところ、先月まで株とハイイールド債に振り向けていた資産の約半分を、不動産へ投入したことになります。
素直に考えれば、AIは米国REITの値上がりを予測しているということですが、さてどうなるでしょうか?
投資状況と手数料の話
ROBO PROでの私の投資状況です。
投資元本は260万円、確定+含み損益は約35万円(ROBO PROはリバランス時に一部の損益が確定するので、上の画面の「含み損益」以外に確定損益が存在します)。
ところでロボットアドバイザーというと、一般的には「手数料が高い」という印象が付いて回りますが、少なくともロボプロについてはこの考えは誤りです。
ROBO PROの手数料は年間1.1%ですが、リバランスを手動で行った場合の手数料は年間約2%になり、さらにこのリバランスのためにROBO PROは他のロボアドより優秀なリターンとなっているからです。
詳細は、下記の記事で説明しています。
(前編)
www.sallowsl.com
(後編)
www.sallowsl.com
SBI、フォリオ社を買収
ROBO PROを運営するフォリオ社は先日、SBIファイナンシャルサービシーズへの第三者割当増資、及び既存株主からの株式譲渡を行うことで、SBIグループの連結子会社になることを発表しました。
元々フォリオ社の決算は赤字だったことから、どこかの資本注入は早晩必要になると思っていましたが、SBIグループというのは少し驚きです。
SBIグループとしては、顧客を買っているという側面もあるでしょうか。
フォリオ社はBtoBとして、ラップ運用等の一任運用基盤システム「4RAP」を展開していて、SBIはこれを用いて少額から購入可能なファンドラップ「仮称・SBIラップ仮称」を提供する予定とのことです。
とりあえずロボプロのサービスはそのまま残るようで、さらに財務状況の問題が解決に向かうなら、ロボプロ投資家としては朗報だと思います。