「地方創生×不動産投資型クラウドファンディング」、「BATSUNAGU(バツナグ)」の話題です。
現在募集中のファンドについて紹介します。
<目次>
BATSUNAGU(バツナグ)とは?
BATSUNAGU(バツナグ)は、株式会社リムズキャピタルが運営する不動産投資型クラウドファンディングです。
BATSUNAGUの名前は、「“場”と“人”をつなぐ場を創る」というコンセプトで生まれたとのこと。
2021年7月にクラウドファンディングのサイトを公開している、クラウドファンディングでは新鋭の事業者です。
第1号ファンドの「北海道当麻町 古民家再生」ファンドはすでに募集を完了しています。
この再生ファンドは、空き家だった古民家を宿泊施設・飲食店スペース・サウナ施設を併設させた複合施設に改装するというもので、ボランティアや地域の方々の協力も得ながら進められているそうです。
第2号ファンド「斑尾高原 ペンション再生ファンド」
BATSUNAGUから現在募集中の第2号ファンドは、「斑尾高原 ペンション再生ファンド」です。
・斑尾高原 ペンション再生ファンド
募集期限:~9/15
予定年利:7%
運用期間:12ヶ月
募集金額:5,000万円
保全など:優先劣後構造 劣後比率37.5%?
斑尾高原で事業承継者不足、及び経年が進んだペンションを、滞在型サービスアパートメント施設にリノベーションするというプロジェクトです。
個人的に斑尾高原には行ったことがありますが、避暑地としてはなかなか素晴らしいところだという印象でした。
案件の詳細、地方創生の意義
今回対象になるのは、斑尾高原にある「ペンション グリーングラス」。
鉄筋コンクリート造、地下1階・地上2階の建物で、経営者・所有者から再活用をして欲しいとの要望を受け、事業者が本ペンションを購入&再生することになったそうです。
(室内イメージ)
またファンドの特徴として、パートナーの宿泊オペレーション会社との賃貸借契約が済んでおり、ファンド運営期間中の固定賃料が入ってくるという点です。
これは運用期間中のインカムゲイン収入の保全となり、また劣後出資によるキャピタルゲインの保全もあることから、一定の安全性は保たれていると判断します。
最近、特に地方における旅館やペンションで事業継続が困難になり、また設備の陳腐化・老朽化が指摘される中、不動産投資型クラウドファンディングで地方創生ができれば、社会的意義もある投資となります。
こういった「きちんとしたリターンが期待でき、同時に社会的意義もあるファンド」、個人的に好みなのでさっそく投資を考えたいと思います。