融資型クラウドファンディングの「LENDEX(レンデックス)」の話題です。
すでに400件を超えるファンドを募集し、募集総額も150億円を超えている事業者で、私も分散投資をしています。
<目次>
今月の償還
9/22に、LENDEXから2件の償還(1件は通常償還、もう1件は期限前償還)があり、合計で56万円の元本が戻ってきました。
実は9月には別の償還があと2件(51万円分)あったので、これで合計107万円。
LENDEXでの投資額の大半が、9月に償還された計算になります。
LENDEXはこれまでのところ、私の知っている限り全案件で貸倒及び遅延なし。
逆に期限前償還は多く起きますが、貸付先からの資金返済→投資家口座へのタイミングが数日しかなく、資金拘束期間が少ないので、資金がくるくると良く回転する印象を持っています。
マイルール:トランシェ分けは突撃。当然優先の方。
この償還金で、次のLENDEXの案件に再投資を行いました。
ここ最近は(いつも?)資金回転がカツカツなので、出金しようかどうしようか迷ったのですが、マイルールに引っかかる案件が登場したので、投資することにしました。
・不動産担保付きローンファンド 430-1号 57万円投資
予定年利:7.5%
運用期間:12ヶ月
募集金額:6,000万円(合計1,1億円)
保全など:不動産担保 LTV44%以下
担保物件が同一の商品を、リスクレベルや利回りなどで区分したそれぞれの部分をトランシェと言います。
LENDEXでトランシェ分けされた案件は、優先して投資するのがマイルールです。
利率が0.5%しか変わらない割に、優先される案件のLTVがかなり低く、担保の堅さが固いためです。
LENDEXではLTV80%以内で案件を組成しますが、仮に80%だとして計算すると鑑定額は1億3,750万円となり、優先される「430-1号」の6,000万円はLTV約44%。
これに対して劣後する「430-2号」は利率が0.5%高くLTVが80%になりますので、このくらいの差なら優先側に投資すべきだと考えています。
LENDEXだけではないのですが、少し思うこと
LENDEXが、というわけではないのですが、クラウドファンディング全体に少し思うこと。
オンライン完結で投資ができる、というのがクラウドファンディングの特徴なのですから、事業者側もオンラインでのコミュニケーションが大事ではないか、と思っています。
メールによるお知らせや告知という一方向の情報提供だけではなく、ツイッター等の即時性・双方向性コミュニケーションによる安心感の醸成は、遅延や貸倒がない等の実績に準じる重要性を持つ、と考えます。
もちろんコンプラやリーガル的に無理があるところまで踏み込め、とは言いません。
ただ個人的には、そういった双方向の情報提供姿勢に積極的かどうかというのも、投資をする際に考慮する点の一つとしています。