※当記事は、2023年11月時点のサービス内容です。2024年からサービス内容が大幅に変わるとのことです。
ロボットアドバイザーの話題です。
私が利用している3つのサービスの一つ、「SUSTEN」での投資状況を紹介します。SUSTENは成功報酬型のロボアドで、かつ景気に左右されにくい金融商品を選べる、現状唯一のロボアドです。
<目次>
SUSTENの特徴 ①成功報酬型
SUSTENはロボットアドバイザーのサービスですが、これまでのサービスとは一線を画す二つの特徴があります。
その一つは「成功報酬型」のロボアドであるということ。
これまでのロボットアドバイザーは、利益が出ていようが出ていまいが、一定の手数料(年1.1%程度が主流)を払うという仕組みでした。
対してSUSTENの手数料は完全成果報酬型であり、手数料は「これまでの最高益を超えた部分」にしかかかりません。
HWM(ハイウォーターマーク:これまでの最高益)を超えなければ手数料はタダ(*)であり、投資家と事業者の利益が一致する仕組みです。
*実際は各投資商品を購入する際の手数料や信託銀行に支払う手数料、年率0.022~0.099%程度が発生します。
SUSTENの特徴 ②景気独立型商品
SUSTENのもう一つの特徴は、投資商品の選択肢にあります。
ロボットアドバイザーは本人の状況やリスク選好度に合わせ、金融商品を組み合わせたものを提案し、投資家はそれに従い(あるいは自分でリスクを選んで)投資を行います。
この点はSUSTENでも変わりませんが、SUSTENでは選べる投資商品の中に「景気独立型」の商品があります。下の図の「Greenファンド(グローバル複合戦略ポートフォリオ)」がそれです。
ARP(オルタナティブ・リスク・プレミアム)というのはざっくり、これまでの伝統的な投資商品【以外】(オルタナティブ投資)における、リスクを取ることによるリターン(リスク・プレミアム)の事を言い、SUSTENのGreenファンドはこのARPに対して投資を行っています。
Greenファンドの中身
SUSTENのGreenファンドの中身は、下記のようになっています。いずれも基本的には、先物取引を利用して収益を上げるというのが具体的な方法です。
Greenファンドが収益源とするのは、古典的投資理論から逸脱するマーケットの動きです。
例えば「モメンタム戦略」では、「情報伝達の速度は無限ではなく、ある人への情報は遅延することがある」ことを利用し、「バリュー戦略」では、「本質的価値に対して割安な資産への投資」を試みます。
これら戦略には得意な局面、苦手な局面があります。
そこで複数の戦略を組み合わせることで景気独立型の収益を得よう、というのがSUSTENのGreenファンドの目論見であり、これまでのロボットアドバイザーになかった点となるわけです。
実際の運用状況
私は2021年の6月から、SUSTENにおけるGreen(景気独立型)ファンドの割合を100%とし、投資資金も増額して100万円を投下しています。
景気独立型という名前の通り、この時期アメリカ株などは寝上がりましたが、Greenファンドはほぼ横ばい。
株式や債券などのファンドを組み合わせていれば、また話は違ったのでしょうが、Greenファンドは今のところ得意とするマーケットの流れにはなっていないようです。
始めたばかりなので、もう少し様子を見たいと思います。