不動産投資型クラウドファンディングの、新しい事業者の話題です。
今回紹介するのは、「Globalbank Funding(グローバルバンクファンディング)」です。
<目次>
公式サイトと運営会社
「Globalbank Funding(グローバルバンクファンディング)」は、株式会社グローバルバンクが運営する不動産投資型クラウドファンディングのサービスです。
専用サイトは9/28に公開されました。
グローバルバンク社は2020年6月、デューク株式会社から名前を変更。
不動産の売買や賃貸仲介、不動産の管理、そして不動産共同事業を行っている会社です。
第1号案件の概略
Globalbank Funding(グローバルバンクファンディング)では、サイト公開と同時に第1号案件が公開されています。
・第1号ファンド[目黒タワーマンション・区分]
募集開始:10/12 10:00~(先着式)
予定年利:4%
運用期間:3ヶ月
保全など:優先劣後方式 劣後比率約55%(後述)
第1号案件は10/12に募集開始。目黒区のタワーマンション「クロスエアタワー」の区分所有です。
投資額は一口100,000円。本来であれば年利1.5%のところ、初回キャンペーンで年利4%となっています。
運用期間が3ヶ月と短いことから、まずはオープニングのお試し物件と言ったところかもしれません。
劣後比率、価格の妥当性
今回の1号案件で目に付くのは、優先劣後方式の劣後比率が約55%(9,000万円中、5,000万円が事業者の劣後出資)であることです。
3ヶ月以内に目黒区のタワーマンションの価値が半減以下になるというのは、きわめて低い可能性を除いては考えにくく、かなり安全な案件だと推測されます。
対象不動産の「クロスエアタワー」の区分所有は、ファンド情報によると67.13m2(壁芯)。
同程度の部屋の価格情報はありませんでしたが、広さが約半分の部屋(36.72m2)の価格が5,980万円であることを考えると、出資総額の9,000万円というのも無理のない数字だと思います。