AIが搭載され、原則として毎月ポートフォリオが変更になるロボットアドバイザー、「ROBO PRO(ロボプロ)」の話題です。
2021年10月、ポートフォリオの変更とこれまでの推移についてまとめてみました。
<目次>
2021年10月 変更後のポートフォリオ
ROBOPROは原則として毎月一度、ポートフォリオの大幅な組み直しが行われます。
今月も組み直しは行われ、結果として以下のような内容になりました。
株式:46%(米国株24%、先進国株0.3%、新興国株22%)
債券:11%(米国債券10%、ハイイールド債1%)
REIT:10%(米国REIT10%)
金:30%
これまでの推移
ここ6ヶ月分のROBO PROのポートフォリオ変更は、以下のような推移になっています。
大きな変動は、米国株と先進国株の上昇、債券とREITの減少。
債券とREITを売って米国株と先進国株を買う、というポートフォリオの見直しが行われています。特に米国株については、9%→24%と大幅な上昇が見られます。
他アセットとの比較
ここ2週間程度について、ROBO PROとウェルスナビ、そしてNASDAQの価格変動を示したのが以下の図です。
(注:ウェルスナビはリスクグレード最低の「1」です)
NASDAQはガッツリ下げていますが、ウェルスナビとROBO PROは大きな違いはありません。
ウェルスナビ(リスクグレード1)の中身は「株式25%、債券65%、不動産5%、金5%」であり、ROBO PROのこの時期の中身は「株式25%、債券25%、RETI25%、金25%」です。
NASDAQが下落相場の際、リスクグレード1のウェルスナビが下落に強いのは当然のことですが、ROBO PROについても今回の下落相場をうまく乗り切った、と評価することもできると思います。
ROBO PROの手数料について
ロボットアドバイザーというと、一般的には「手数料が高い」という印象が付いて回りますが、少なくともロボプロについてはこの考えは誤りです。
ROBO PROの手数料は年間1.1%ですが、リバランスを手動で行った場合の手数料は年間約2%になり、さらにこのリバランスのためにROBO PROは他のロボアドより優秀なリターンとなっている(*)からです。
*2020年1月15日~2021年1月15日のパフォーマンスで、ROBO PROは代表的なロボットアドバイザーよりも6~10%高いリターンとなっている。
詳細は下記の記事で紹介しています。
(前編)
www.sallowsl.com
(後編)
www.sallowsl.com