maneoの遅延案件が一つ解決(解決というにはほど遠いですが)したのと、プレリートファンドの話題です。
<目次>
maneo宝塚案件
maneoで遅延になっていた宝塚案件が、投資家の望む形とは大きく異なりますが、どうやら片付いたようです。
ちなみにこちらの案件です。偶然にもBITで見付けたのですが、内容を見た瞬間に「心の貸倒屑箱」に行きが確定するという、なかなかの クズ 曰く付き物件でした。
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今回、この案件の競売が成立しました。
「一部には斜面もある、住宅地の片隅にある荒れ果てた土地」がそれほど高く売れるわけもなく、回収率は8%程度となっています。
今後の手続き
今回の競売により、本案件は無担保債権となっていますので、おそらくこれ以上の回収は難しいでしょう。
待っていてもいいのですが、あまり待ちくたびれると忘れてしまいそうなので、貸倒処理を行って本年中の雑所得と相殺する予定です。
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この案件への残金額は¥366,850で、回収額が¥28,607なので、差引損失は¥338,243。クラウドファンディングにおける収益の1ヶ月強が吹き飛んだ計算になります。
*本案件が損失になった大きな理由は、「未開発の不動産を開発したものとして価値算出していた」ということだと思いますが、現在においてはこの算出は認められていないため、同様の事は起きにくくなっていると考えられます。
プレリートファンドの状況
maneoプラットフォームを利用していたプレリートファンドにおいても、「グランド赤坂」の案件が遅延中になっています。
*ただし賃料は予定通り支払われており、maneoプラットフォームが実質的に停止したことによる遅延
こちらは現時点でリファイナンス(借り換え)の候補があり、12月末までにリファイナンス原資を確保するため金融機関と交渉中とのこと。
上手くいけば、来年の早い内にリファイナンスによる償還が行われる期待があります。新型コロナが落ち着き、ホテル需要の回復が見込まれれば、希望的観測を持ってもいいかもしれません。
現状において、この案件からの賃料は正常に振り込まれており、分配も行われています。
こちらは上の宝塚案件に比べれば期待が持てそうなので、もう少し様子を見ることにします。