融資型クラウドファンディングの「LENDEX(レンデックス)」の話題です。
最近投資した案件と、その特徴を紹介します。
<目次>
「不動産担保付きローンファンド 518-1号」に投資
先日LENDEXで募集された、「不動産担保付きローンファンド 518-1号」に投資を行いました。
・不動産担保付きローンファンド 518-1号 31万円投資
予定年利:7.0%
運用期間:12ヶ月
募集金額:6,500万円(ファンド全体では1億9,300万円)
保全など:不動産担保 全体LTV80%以下
資金用途は、東京都新宿区の店舗付きマンションの購入資金。
同時に「518-1号」「518-2号」「518-3号」の3ファンドが募集されました。この3つのファンドは、それぞれ同一の不動産を対象としていますが、そのLTV(Loan To Value:掛け目)と利率が異なります。
商品をリスクの水準や利回りで区別したものを「トランシェ」と言い、LENDEXでは時々トランシェ分けされた案件が募集されます。
「518-1号」に投資をする理由
今回私は、もっともリスク水準が低く利回りも低い「518-1号」に投資をしましたが、その理由は簡単です。
LENDEXでは、「518-1号」「518-2号」「518-3号」を合計したLTVを80%以下にしていますが、トランシェに分けられた案件の場合はLTVがさらに落ちることになるからです。
ファンドが予定通り償還されればそれでよし、万が一の場合「518-1号」は「518-2号」「518-3号」に優先して償還を受けられますが、そのLTVは上記のように計算されます。
518-1号のLTVは27%以内となり、不動産によほどの事があったり、何か大きな問題が発生しなければ、資金回収時に無事回収される可能性が高いと思われます。
その割にトランシェ別の利率差が0.5%しかないのなら、第一順位を優先するのが私の方針です。
他の事業者でも欲しいです
こういったトランシェ別に分かれた案件は、現在ほぼLENDEX(レンデックス)でのみ募集されています。
トランシェ分けの仕組みは融資型との親和性が高いので、できれば他の融資型事業者でも募集して欲しい、と思います。
どの程度リスクを取ってリターンを嗜好するかは、各投資家の自由と責任の元に方針を決めるべきであり、ハイリターンを求めるならハイリスクを取るのが当然。
リスクレベルが低ければ(相対的に)安全であり、利回りとリスクレベルを選ぶ選択肢が増えるというのは、悪いことではないと思っているからです。