アイフルの子会社が運営する融資型クラウドファンディング、「AGクラウドファンディング」の話題です。
AGクラウドファンディングがサービスを開始して初、「満額集まらない」という現象が発生。これが今後問題になるのかどうか、私の考えを紹介します。
<目次>
アイフルファンド#7は満額集まらず
AGクラウドファンディングの7号ファンドは、1/20まで募集が行われていました。
・アイフルファンド#7
予定年利:1.3%
運用期間:12ヶ月
募集金額:10億円
保全など:アイフルに対するリコースローン
募集枠10億円というなかなかチャレンジングなファンドでしたが、集まった金額は4.46億円ほど。
AGクラウドファンディングのサービス開始以来、全てのファンドで満額募集が続いてきましたが、この#7ファンドで連続満額達成はストップとなりました。
満額集まらなかったということが、今後にもたらす影響について私の考えを書いてみます。
結論から言えば、大きな問題ではないでしょう
今回満額集まらなかったことは、結論から言えば、大きな問題ではないと思います。
その理由は2点あります。
まず1つめは、募集条件の割に募集枠が大きかったこと。
アイフルファンドは1号ファンドの5,000万円から募集枠を拡大し、#6ファンドでは5億円、そして#7では10億円の大台に到達しました。
募集枠の拡大は集金力を測る側面もあると思われ、アイフルの信頼性+キャンペーンの条件下で素の年利1.3%では、このくらいの集金力だったという結果に過ぎないと思われます。
2つめは、AGクラウドファンディングのファンドはアイフルの資金集めがメインの目的ではないこと。
資金集めが目的なら、2021年6月にアイフルは年利0.93%の無担保社債を200億円募集しており、わざわざクラウドファンディングで募集をかける必要はありません。
(参考)
www.ir-aiful.com
AGクラウドファンディングは、アイフルのクラウドファンディング参入のための足がかり。
そのためAGクラウドファンディングの案件がコケることは、アイフルが破綻しなければほぼあり得ませんし、今回満額募集に届かなかったことも大きな問題ではないと考えています。
(関連記事)
www.sallowsl.com
とは言え、次の動きには期待
もっともそうは言っても、クラウドファンディングというのはボリュームビジネス。
投資家と資金が十分に集まる前提であれば、どんなサービスを提供するかの自由度が高い仕組みです。つまりそれだけ事業者にとってはポテンシャルのあるビジネスということになります。
アイフルの資金力と、クラウドファンディングで目指している(と推測する)ビジネスの規模を考えれば、さらなる投資家の流入を狙って次の手を打ってくることは間違いないでしょう。
AGクラウドファンディングではこれまで、アイフルやライフカードなど身内ファンドのみを募集していましたが、外部ファンドの募集も予定しているとのこと。次はどんな一手があるのか、期待したいと思います。
(会員登録方法)
www.sallowsl.com
キャンペーンの紹介
AGクラウドファンディングのキャンペーンを紹介します。
2022年1月末までに会員登録(本人認証コードの入力)を完了することで、1,000円分のVプリカがもれなくもらえます。
(会員登録方法)
www.sallowsl.com
また1月末までのファンドに投資することで、最大30万円分のVプリカがもれなくもらえます。