クラウドファンディング投資、と一言で言ってもその意味するところは幅広く、中に多くの投資を包含している言葉です。
その中には、これまでの物の見方や価値観を変えるようなものもある、という話題です。
<目次>
①金利は払うものではなく、もらうもの
「金利は払うものではなく、もらうもの」
クラウドファンディング投資を始めたことにより、もっとも変わった価値観はこの言葉に凝縮されています。
融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)に投資することにより、投資家は間接的に金貸しになることができます。
古今東西、金貸しは財を成す有力な方法であり、有力であるからこそ時代劇などにおいて両替商はよく悪役となってきました。それは裏返せば、金貸しが儲かるということの証左です。
通常の生活において、私たちはお金を借りる方であり、金利を払う方です。
しかし例えば下記のように、投資することにより間接的にアイフルへお金を貸すことができる案件も、クラウドファンディングには存在します。
お金を借りる方から貸す方へ変われるというのは、パラダイムシフトの一つだと思います。
②再エネ賦課金は、負担するのではなく・・・
日本には再生エネルギーを国が定める価格で一定期間、電気事業者が買い取ることを義務付けるFIT制度(固定価格買取制度)があります。
この制度は再生エネルギーの使用促進を進めましたが、電気事業者が再生エネルギーを買い取る費用は、最終的には再エネ賦課金という形で電気の利用者が負担しています。
電気を使う限り再エネ賦課金の負担は避けられませんが、一方でクラウドファンディングの案件の中には、太陽光発電所に直接もしくは間接的に投資できる案件があります。
クラウドファンディング投資の考え方で言えば、再エネ賦課金はただ負担するものではなく、投資案件を通じて利用し、回収するものだと思います。
③サブリース契約は、結ぶものではなく・・・
不動産管理会社に物件を一括管理してもらい、毎月決まった額の家賃が保証されているような契約形態をサブリースと言います。
サブリース契約については、あるシェアハウス会社がオーナーへの支払を停止したり、あるいは定められた支払金額を環境の変化を理由に減額したりと、いくつかの問題がニュースに取り上げられてきました。
サブリース契約でトラブルに遭わないためには、契約内容を良く確認することが必要です。
一方クラウドファンディングの考え方からすれば、サブリース契約はこちらが結ぶものではなく、結んでもらうことでリターンの確実性を上げるものです。
実際に不動産投資型クラウドファンディングの事業者の中には、このサブリース契約を行うことで賃料保証を特徴にしているところがあります。下記のFUNDROPや、大家.comなどです。
その他:投資そのものの意味
最後に一つ、クラウドファンディング投資で変わった物の見方は、投資そのものの意味です。
投資を行う最大の理由がリターンであることは間違いありませんが、例えば株式投資にも優待を目的とした投資があるように、クラウドファンディング投資にも優待を伴う投資があります。その筆頭は、上場会社を中心とした様々な会社に投資できるFundsでしょう。
投資特典を利用してちょっと豪華なホテルでワーケーションしたり、優雅(?)にアフタヌーンティを楽しんだり。金銭だけではないリターンも楽しんでこそ、生活の充実につながると思っています。
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