今回は銀行の話題です。
東京きらぼしフィナンシャルグループから、スマホだけで使える銀行が登場しました。
<目次>
東京きらぼしフィナンシャルグループの「UI銀行」
今回話題の「UI銀行」は、東京きらぼしフィナンシャルグループから登場した銀行。
最大の特徴は「スマホだけで口座開設できる」という点です。
振込・振替はスマホだけで完結するほか、提携するATMでは現金の引き出しが可能。きらぼし銀行の他セブン銀行のATMが使えるので、現金利用の際にも大きな問題はないと思います。
また、UI銀行そのものは店舗を持っていませんが、きらぼし銀行においてUI銀行のアプリ操作サポートを行ったり、資産運用相談の来店を予約することができます。
普通預金金利と定期預金金利
次に、預金利率です。
普通預金の利率は、本記事を書いている時点では期間限定無しに年0.1%。ネット銀行の中で比較しても、最高レベルの利率となっています。
また定期利率についても、期間により年0.12%~年0.2%(2023年11月1日現在)と高め。
投資メインの人には預金は一時的な資金の預け場でしかありませんが、それでも利率が高いにこしたことはありません。
UI銀行の特徴
UI銀行の特徴は、大きくわけて4つ。
①ATM出金・他行宛振込手数料 最大月20回無料(条件は後述)
②定期預金金利 年0.2%・普通預金金利 年0.1%(金利は変動するので、記事作成時の金利です)
③アプリバンキングは24時間利用可能
④きらぼし銀行でサポートを受けられる
特に④については、「ネット専業銀行だと有人店舗がなくいざという時に心配」という意見にも対応している、有人銀行のデジタルバンクならではの特徴だと思います(*)。
*ただし有人店舗は関東圏の一都三県に集中しています。
なお「東京きらぼしフィナンシャルグループ」の格付けはJCRによると、「据置:A-/安定的」となっています。
手数料無料回数と条件
UI銀行にはステージに応じて、ATMや振込手数料が優遇される「UIプラス」という仕組みがあります。
ステージは1~5まであり、それぞれの無料回数は以下の通りです。
ステージの条件は下記の通り。基本的には総預金の平均残高(月末残高ではない点に注意)と、きらぼし銀行の実店舗で口座を持っているかどうかでステージが決まります。
総預金の平均残高でステージが決まるのはシンプルな仕組みですが、一方で工夫した方法が使いにくい仕組みでもあるので、どう利用するかはそれぞれの状況しだいでしょう。